お月見の小豆作品は三種三様

中天に懸かる立待月

十五夜のスーパームーン、気にしていたのについに見逃してしまいました。そして十六夜の月は雲間にボォーとそれらしい仄かな明るさだけを感じ、ようやく十七夜の立待月を見ることが出来ました、よかったです～＾＾

地球からの距離が近いとあって、やはりいつもより大きい感じがしました。

子どもの頃、月見団子をいつも家で作ってもらっていましたが、随分な時を隔てて今年は小豆を使って三種類のものを作りました。お団子の代わりにはショコラ水羊羹をデザートにしたところ、思いがけずうまくいき、納得の小豆の作品（？）が三種三様にできました。

最近はパック入りの茹で小豆を売っているお店もあって、便利なので見かけると買うこともあります。乾物の小豆を自分で茹でる時は保温調理器を使うのですが、これはほっておいても失敗することが無く、忘れて出かけたとしてもその間働いてくれている優れものです。何回か再加熱して柔らかくします。

今回は甘くする前に、お赤飯といとこ煮のために豆と煮汁を適量取り出しました。

●お赤飯：普段、玄米を使っていますが、玄米だけだとパサパサしているのでもち米を少し加えるともっちりして玄米ご飯だとわからないくらいです。私の場合、３：１の割合にしています。それに茹で小豆を加えて適当に水加減をし、玄米ボタンで炊きます。見かけは立派におこわかお赤飯です。

●いとこ煮：義母の『南瓜と小豆のいとこ煮』が美味しくて、「おかあさん、あれ、そろそろお願いします…」と言っては作ってもらっていたのでした。いまだに時々食べたくなって作りますが、味はまだ義母の域に達せず、発展途上の段階です。もう少しお醤油とお砂糖を工夫して入れたら義母のに少しは近づくかも知れません～。

今回取り分けて残した茹で小豆３００ｇほどを甘くしました。それで作ったのはショコラ水羊羹でした。
●ショコラ水羊羹：新聞によると、日本の老舗菓子店がパリの店限定で発売しているという、チョコレートと組み合わせた水羊羹が人気になっているようで、レシピが載っていました。

チョコも水羊羹も好きな私は、「ラッキー！」とばかり早速チャレンジすることにしました。
粉寒天の手持ちあり、ブラック板チョコあり、ドイツ人城村さんからのラム酒あり、金箔あり、で、あとは小豆あんさえあればできる、のでした。

実に簡単にできました。そして美味しいデザートになりました。何人かの留学生にもお裾分けしましたが、「手作りの・・・」ということだけで喜んでくれて、まあまあレシピ通り出来たので及第点は取れたのではないかな、と思います（＾－＾）