赤穂にて


ル・ポン国際音楽祭 音楽監督
樫本大進氏(リーフレットから)
三連休最後の「体育の日」、随分久しぶりに兵庫県赤穂市へ行って来ました。

今回はプール教室の友人Hさんから「赤穂でコンサートが千円であるから…」と誘われて、「千円のコンサートって、わざわざ赤穂まで行く価値のあるコンサートなの?」と思わず言っていました。「ベルリンフィルのコンサートマスター、樫本大進さんが音楽監督のル・ポン国際音楽祭」とのことで、驚くと同時にすぐ「行きたい」と返事しました。

“若くしてベルリンフィルのコンサートマスターに就任した日本人のヴァイオリニスト”として、10年近く前に話題になったので知っていましたが、演奏会へ行ったことも演奏をテレビで観たこともありませんでした。

11歳のデビュー時から華々しい受賞歴があり、今や世界のクラシック音楽界中軸の一角を担うヴァイオリニストが、これまた世界的に名声を博する音楽仲間とお母さんの故郷の赤穂や、姫路でコンサートを開かれるなんて~~折角の、願っても無いお誘いに乗らないわけにはいきません。。。この音楽祭に関するにわか仕込みの知識を胸に、期待を膨らませて赤穂に行って来たのでした。

大石神社。  真っ青な空のいいお天気でした^^
赤穂でのもう一つの期待は、Hさんの別荘訪問でした。

赤穂には午前10時半過ぎに到着し、Hさんがレンタカーを運転して、浅野家と義士達の寺「花岳寺」「大石神社」「赤穂名物“塩味饅頭”の本店」などを巡り、昼食用のお弁当を調達して、別荘へ向かいました。




「赤い屋根のログハウス」と聞いていたので、道々緑深い山の斜面に“とんがり帽子の赤い屋根”が見えるかと、もう一人の友人Yさんと二人で探しました。車が山道に向かおうとしている時に後部座席のYさんが見つけました。山の緑に赤い屋根と壁が映えています。元お笑い芸人で現在は画家として活躍しているジミー大西さんの別荘を横に見ながら、車は斜面を上って行きます。道路は舗装がされていて、空は広いし、空気はきれいで静か~~気持ちのいいドライブの後、別荘に着きました。門を入って玄関まで木の階段を上がります。


 (エッ、これってログハウス?)。 “丸太小屋”を想像していましたが全部一枚板で出来ていてフローリングだけ一般的な材料が用いられているように思えました。一階は暖炉のあるリビング・ダイニングに、掘り炬燵様式の和室、便利そうなお台所、二階は屋根の斜面に作られた天窓のある寝室と書斎のようなお部屋、、、広くて素敵な別荘でした。裏山で栗拾いも楽しみました。ご主人が冬に備えて裏庭に、暖炉用の薪をストックされているのを見せてもらったのも素敵な光景でした。
建築資材・暖炉などの大方をフィンランドから取り寄せて、
建物や設備はフィンランド人男性が一人で組み立てたそうですよ

お弁当の後、Yさん持参のみかんと焼き菓子を珍しいお茶で頂き、音楽祭へ出発です。

 
別荘のベランダでYさんとHさん
(画像の一部を加工処理しています)
赤穂市ハーモニーホールは、大勢の人を迎えて入場受付が始まっていました。大きく立派なホールでした。私たちは2階の後ろの方でしたが全体が見渡せるいい席でした。クラシックの演奏会にしては客席に子供たちの姿もちらほら見えて、樫本さんの望んでおられるところでしょう。

 
演目は休憩をはさんで弦楽器を中心とした5曲でした。その内の2曲目「ルクー ピアノ四重奏曲」と、5曲目「オンスロウ 弦楽五重奏曲第20番 ニ短調Оp.45」で樫本さんのヴァイオリン演奏が入りました。

どちらの曲も椅子に座っての演奏で、樫本大進さんの演奏姿は美しいと思いました。真っ白のシャツに、黒か濃紺のジャケットのボタンを外して合わせた爽やかな衣装、均整のとれた体躯で、一生懸命にヴァイオリンを弾く姿は一挙一動が美しいのでした。奏でられる豊かな音色~♬♫♪~ソロを聴いてみたいと思いました。

  
コンサートの余韻に浸りながら19時発米原行の新快速に乗車、赤穂を後にしました。。。

裏山で、、、栗拾いもして愉しかったです(^-^)
ありがとうございました!

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