読書の秋
パソコン教室での作品です 「ガラス器に入った果物」・・・時間かかりました~ 本を読みながらこういうのをつまみたいところです |
かつて家の本棚には義父母や夫の愛読書が山とありました。特に、結婚前国語の先生だったという義母は本好きだったようで、その時々の話題になった本は即ハードカバーで読み、文庫本でも色々な作家のものを読んでいたようで、本棚に二重にしないと収納できない状態が今も続いています。義母が家業を支えながらこれだけの本を読んだ、ということに圧倒されます。
何年か前に(将来に亘って自分は読まないかも…)と思ったものを大分処分したのですが、まだまだ残っていて、この夏の終りにまたまた処分しようと思い立ちました。ところが…ミイラ取りが何とやら…その時初めに手にしたのが、海音寺潮五郎氏の一冊で読み始めると本棚の整理はストップしてしまいました。
「二本の銀杏」という江戸期の農村開拓に題材をとった時代小説でしたが、鹿児島弁で展開する骨太ながらも男女の機微も織り混ぜた物語の面白さにつられて、一気に読み通しました。
海音寺氏の文章力と鹿児島弁が相俟ったとても豊かな表現に魅せられて、同じ著者の本をざっと探しましたが見当たらず、あちこち探すのは面倒で、次に手にしたのは吉川英治氏でした。
後醍醐天皇 行在所(あんざいしょ)跡にて。 全体が黒っぽい印象でした。 なんで仏頂面をしていたのでしょうか… |
歴史、それも日本史が好きでした。23歳の時に隠岐の島へ2泊3日の旅行をし、たまたま後醍醐天皇の行在所であった国分寺跡を見てちょっと感動したのを憶えています。境港から隠岐の島までその時の船で4時間かかり、船酔い気味でした。後醍醐天皇は小さなお船で何時間かかって辿りつかれたのかと同情したりもしたのでした。天皇の御座所が島の人たちとこんなに近くていいのかな、とも思ったのも記憶にあります。
ずいぶん久しぶりに後醍醐天皇の御名を文庫本に見て、どういう方だったのか知りたくなったというのが吉川英治文庫を読み始めた動機ですね。今頃になって吉川英治さんというのは遅すぎですかねぇ。。。
芸術の秋、読書の秋ですよね。毎回楽しく見させてもらっています。私もハリーさんに見習って気持ちにゆとりを持とうと思います。ひまわり
返信削除ひまわりさん、読んでいただいてありがとうございます。
削除書きたいことが色々あるのですが、考えがまとまらないうちに公開してしまい、後で修正することもよくあって失礼しております!
のんびりとせっかち、両面持ち合わせています(*^_^*)
今後ともよろしくお願いします
私も置いておきたい派ですね。しかしながら10年前我が家へ引っ越しの際思い切って処分致しました。(^◇^;)家族は私の本には興味もなく、『松尾大社・亀の市』という有名な「フリマ」で、お返し・中元・お歳暮で戴いた陶器類などの不用品と一緒に三度にわたって「お商売」致しましたよ。(^_^)
返信削除中々好評で「安くて良い品物が多い」と人気でした。。。(^_-)-☆
司馬遼などは殆どの作品が単行本で全巻揃って居ましたし、山岡荘八の家康や吉川英治の三国志などは遺しておきたい作品でしたね。(^^)/~~~
其れでも今は良かったと思っています。ただ遺品となれば思い入れが有りますね…(*^-^*)自分としては作家との相性も有って、若い頃は「私小説」に憧れて、作家を決めたらトコトン読んでいました。。。
また現役時代には「How To」書など その時代背景による所も大きいのでしょうね。
「フリマ」では明らかに業者と思われる人が、朝一番に来て商品を並べて居るうちから買って行かれるのには驚きました。!?(@_@)
それでも自分が読んだ本を買って行ってくれるのは「何か嬉しい気持ちでした」(*_*)
それに全部売れたのにはビックリでした。最もお安い価格ですが…!(^^)!
承久の乱の後鳥羽上皇から南北朝時代の後醍醐天皇、共に隠岐の島に流されて居ますね!?この頃の歴史には古文書も多く遺っているので大変私も興味有る所です。「太平記」や「平家物語」「三国志」は吉川英治の秀作ですね。!!
読みたいときに「読みたい本が手に有って」時間も有る。。。何の問題もなく至福の時でしょう(´V`)♪私も隠岐の島へ行きましたよ「飛行機」でしたが、サザエなどお魚が大変美味しかったですね。其れにしてもお写真お若いときですね。。。(*^-^*)
写真、ちょっと昔過ぎますかねぇ(^_^)/気持ちはあまり変わりませんよぉ・・・いやぁ~~毎度失礼しております・・・
削除ここで訂正があります!kenjiさんのコメントを頂いて胸騒ぎがし、私の本箱を覗きましたところ、吉川英治氏の「三国志」が義母の一連のものたちよりやや新しい出で立ちで1巻から8巻まで、スックと立ち並んでおりました~~この素晴らしい、読み終わるのがもったいないと思いつつ読んだのが、吉川英治文庫だったことはすっかり頭から消え去っておりました。。。
吉川英治氏版「私本 太平記」は「古典 太平記」をベースに書かれていますが、もちろんそのままではなく、一つひとつの事跡を検証しながら、疑問を呈しながら書き進めているのも面白いですね。
平家物語も好きですが、中山義秀氏訳で読みました。
kenjiさんは現役時代、お仕事の関係でしょうが、毎夜のように銀座を始めあちこちに出没するお忙しい時間を過ごしておられたように聞き及んでいますが(そして競馬場通いも?)いつのまに読書をしておられたのでしょう、私もフリマへ出された愛読書を買いに行きたかったです…お値打ち品が山積みだったのでしょうね。
私本太平記は5巻目になりましたが、嬉しいのは一冊読み終わっても本屋さんへ行くことなく、すぐさま次のを読み続けられるという状況です。
おかあさん、アリガトゴザイマス(^-^)