その時々の自分のベストを選ぶ

病院帰りに扇町公園内を通りました。桜が半分ほどお花を残していてまだ華やかな雰囲気でした。画面右上の外国人女性二人もこのタルトのような花壇の前で写真を撮っていました。



先週木曜日、総合病院の眼科で白内障手術の日程が決まって、ホッとする一方で心の中のどこかから(本当にしていいの?する必要がホントにあるの?)という声が聞こえていました。   


一年ちょっと前にFクリニックの紹介状を携えてその病院の眼科を受診した時、「こんなに矯正視力が出ている人を僕は手術したくない」と言われたHi先生に、この3月に別のMクリニックの紹介状を貰って再度受診しました。МクリニックでもFクリニックと同様、「すぐにでも手術を受けた方がいいんです」という口調でした。自分では、そんなに不都合は感じていなかったけれど、お医者さん達がそう言われるならそうなのかな、と思ったのでした。


一年振りにお会いしたHi先生は検査の後「白内障は一年余りの間、殆ど進んでいないし、今度もまた僕は手術を勧めません。しかし、あなたの気持ちが大切だから…」と言われました。そして「実は僕は昨日でこの病院を去る筈だったんです。でもあなたが僕を指名して予約を入れて来たので今日、僕はここにいます」と言われ、びっくりしました。そして「僕は明日から転勤先の病院に行きます」とも言われたのです。何てことでしょう・・・     


「次の先生にもあなたの意向を伝えておきますので」と先週の木曜日にHa先生の診察予約を入れて下さったのでした。Ha先生は私の希望通り手術をすることにして、日程を決めて下さったのでした。(先週のブログで私は白内障手術のことを記しました。)            しかしながら本当のところ、Hi先生の言われるように手術後もあまり変わらない見え方に(あ~こんなものかな…)と思いそうな気がしていました。


そんな中でブログをアップした次の日、「ブログを見た」と勤めていた会社の後輩、Uさんがラインで連絡をくれました。「手術をすると見える範囲が限定的で眼鏡が要ることに変わりないんです」というようなことでした。何故だか多焦点レンズを入れる話は先生からも出ませんでしたが…。中学時代の友人からは「あなたのは白内障じゃないよ」と言ってきました。


私は段々Hi先生の手術に反対される声が心の中で大きくなって来て、息子と相談してHa先生ともう一度お話しすることにしました。今週の木曜日、私はまた予約した時間に病院へ向かいました。

手術をする意義について話し合うと、今の私に体やその他の負担に見合うメリットは余り考えられませんでした。Ha先生に「先生ご自身の私の眼に対するご所見はまだ聞いていません…」と言うと、にこやかに「誰でも一定の年齢になったら白内障は出ます。将来、もっと症状が進んだら来てください。その時は手術しましょう」と答えて下さったのでした。


この度は街のクリニックは医師サイドの考えに患者を従わせる。総合病院のお二人の医師はもっぱら患者の希望に沿うような医療の進め方をされた、という印象でした。時間をかけて私の話をよく聞いて下さり、行き届いた検査もして頂きました。とても感謝しています。

人生とは何に依らず、大小の選択の連続かも知れませんね。心して選びたい…です。

コメント

人気の投稿