”世間は狭い”を実感
数日前、スイミングクラブの更衣室で知人にバッタリ出会いました。クラブの水泳教室で2年近くご一緒だったYさんです。
「来年90歳になるねんよ」とおっしゃるYさん、もう35年を超えてスイミングに通っておられるからかとても若々しいお顔に、ほんのり薄化粧を済ませてもう帰り支度をしてらっしゃるのでした。確か大阪市の南の方にお住まいがありお一人暮らしです。
元々はご主人が開業医で、医院の雑務の上に毎日看護婦さん達や受付係の人達のお昼ご飯を作ったりもしてご主人を支えてこられたのでした。そのような忙しさの中で53歳の時に思い立って、中の島のホテルのスイミングクラブに入会し、以来続けてこられたのでした。
息子さんは神戸に、娘さんは東京にいらっしゃるそうで、よく連絡を取り合っておられるらしく、娘さんが最近顔を見たいと来阪して三日間泊まって帰られたそうです。 息子さん夫妻とも頻繁に連絡を取っていて、去年はイギリスへの家族旅行とロンドンでの渡辺謙の舞台”王様と私”観劇に誘われたらしいのですが、どうしても都合がつかず行けなかった、と聞いています。息子さん夫妻は観劇の後、渡辺氏の楽屋を訪問して氏のファンであるお母様のことを伝え、一緒に写真を撮ってラインで送ってくれたそうです。
Yさんと水泳教室のもうお一人とは教室が終わった後、ホテル内のレストランで毎週ランチをご一緒しましたが、ある時うちの息子もプールで泳いだ後ランチに同席したことがありました。それ以来「Yさん(息子の事)、お元気ですか?」とお二人からよく訊かれます。その日は「博士号取りましたよ」と私が答えると「うちの息子も博士よ」とのことでした。
昔主人とニューヨークの地下鉄に乗った時、日本のK重工業の名前を車両内に見つけ、日本製の車両が使われていることに感動しましたが、Yさんの息子さんはその会社の副社長にまでなられた方なのでした。
現在は引退され偶然ながらうちの息子の勤める大学で、別の地域のキャンパスながら研究開発に通っておられるようです。「あなたの息子さんを学内でお見掛けしたら声を掛けるように言っといたから・・・」と言われるのですが、果たしてそのような偶然が起こるでしょうか?!
Yさん、いつも年末年始を息子さん宅の自室で過ごされるのですが、例年のようにお節料理を一手に引き受けられるのでしょうか…頑張って下さいね❣
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