大切に育てる
これは去年の11月15日の山茶花で、枠内が今朝の様子です
今年も山茶花の季節がやってきました。花が咲けば秋本番となり、一年の経過を感じます。 夏の終り頃から新芽と見まがうほどの小さな固い蕾をつけ始め、そろそろ花の準備をしているんだな、と気が付いたのでした。そしてあっという間にその尖った小さな花芽は沢山の葉っぱの間に広がり膨らんでいったのでした。
一本の枝の先に花芽が二っ三っと付いて大きくなると花数は多くても、それぞれの花が小さくて見栄えがしないので、一本の枝先には必ず一個の花と思い、毎朝の水遣りの時に二つ以上付いている花芽を取り除いています。先日テレビでブドウ農家の男性がひと房の中からブドウの粒を間引きしていましたが、「そのままにしておくと粒の数は多くても、ひと房として見栄えがしないんです」と言っていました。他の果実では知っていましたが、ブドウの房の中まで間引きするとは、と少し驚きました。
蕾を間引きすると、残された花は確実に大きくなります。大きく開花するのを期待して、また太陽光が当たるように残す蕾や葉っぱを決めながら手入れをするのですが、結構それが楽しいのです。何より無心になるのがいいと思います。
最近の世の中は、空き地が出来れば駐車場になりますが、昔は子供の遊び場になったり畑などが出来て地域の人が野菜などを作っていました。
母も畑で色々な野菜を作っていましたが実益を兼ねた趣味だったように思います。家に母がいないな、と思ったらホボ必ず畑にその姿はありました。母の自慢は土でした。黒くてほくほくした土を母は「ほら、見てごらん、こんな土は滅多にないよ」と言うのでした。子供の顔位もある大きな、太陽の匂いのするトマトやずるずると蔓を引っ張ると次々と土から顔を出すジャガイモ等、立派な野菜が沢山採れました。
野菜でも花でもそれらを育むのは土だ、と言うことをその頃教わったのでした。
人間を育むのは家庭・・・ですね。最近、我が家に近いマンションの25階から小さな女の子が窓から落ちて亡くなりました。ひとり親家庭だそうですが、その隣のマンションに住んでいる友人がショックを受けていました。小さな子供が色々な悲しい出来事で大きくなるまで育つことなく命を落としています。子供たちに関わる大人たちの絆が希薄になったからなのか、行政のサポートに問題があるのか、近くある衆議院選挙に心して一票を投じようと思います。
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