数独三昧
趣味は何ですか?と訊かれると、今の今は「数独です」と答えるのが自分では真っ当な気がします。
これまで色々なことをして余暇を楽しんできたのですが、洋裁や編み物などは実益を兼ねているのでその作業自体も楽しいのですが純粋な趣味かどうかわかりません。
そのことに費やす時間を惜しいとは思わない、いつでもそれに取り掛かる用意は出来ている、と言うことから昨今私を没頭させる”数独”は、私にとって堂々たる趣味の域のものだと言えます。
たてよこ9マスづつで出来ている枠を9個に分けて、それぞれに1から9までの数字を入れるのですが、たて行よこ行の全てに1から9までの数字が重なることなく入っていなければなりません。上の級に行くほど刷り込まれている数字の数は少なくなります。
十数年前、購読している新聞の夕刊に初登場した時は(こんなこと出来る筈無いやないの)と思っていました。しばらく無視或いは敬遠していたのですが、ずっと掲載されているということは、新聞を読んでいる人には出来るということだと思い始めました。 それでやってみると何とか出来たのです。周囲の一回り上の先輩にも「数独は大好き」と言う方がいて、私もどんどん面白くなり新聞だけでは足りず書店でも冊子を買うほどになりました。
夫が亡くなった後、眠れない日々が続きましたが、数独を解いているとそれに没頭できて雑念が払われ、いくつもの問題を解いている内にいつしか寝てしまうことも出来たのです。
そういう時期も経て、付かず離れずの期間もあり、今また面白さにすっぽりとハマっています。何年か前には夕刊だけでなく朝刊にも掲載されるようになりました。読者の中に広くファンが増えて新聞社が要望に応じられたのかな、と思います。
家にいる日中の空いた時間は勿論ですが、ベッドに横になって眠くなるまで数独を解くのも楽しみです。縦横縦横に数字を並べる単純な作業をしていると、頭が整理され空白になるような気がします。数独の紙面だけ切り抜いて手帳にも挟んで持ち歩いているので、クリニックの待ち時間も退屈せず座っていられるのがいいなとも思います。
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