3週間の断食


季節はずれですが帽子代わりに^^
水曜日、早目の昼食を済ませてプールに行こうと11時頃、今シーズン初めての粕汁に味噌を溶いて入れていると、ピンポーン・・・と。モニターには覚えのある顔が映っています。「Cです」との声、、、やっぱりC君でした。。。玄関のドアを開けると正しくC君が満面の笑みを浮かべて立っています。

 
すぐさまプールへ行くのを中止しました。上がってもらって、取り敢えずお茶を淹れましたが、彼はお茶どころではなく、大学を卒業して11年間の事を話し出しました。卒業後しばらくは様子が分かっていて、結婚して最初の子供が出来た辺りまで知っていました。その男の子に続けて女の子が出来たと写真を見せてくれました。“女の子の可愛さは別次元”のような話し振りです。。。
 

卒業して上海の、繊維製品を検品する会社に5年勤めたのですが、同系列の会社に引き抜かれて5,6年になるそうで今は部長職に就いているのでした。古い名簿を二人で見て、彼が2007年に卒業・退去したことを確かめました。11年ぶりに忘れもしないで訪ねてくれ「えー!ご主人亡くなったんですか~~!」と驚いていました。主人存命の頃、よくみんなと低山登りや山歩きをしたものでした。楽しい思い出を共有しているといつまでも“懐かしい仲間”です。

 

そうこうするうちに粕汁が出来たので、肉の加工品を普段使わない私が珍しく買っておいた焼き豚とグリーンサラダの一皿をメインに、常備菜の塩鮭&ミックスビーンズマリネを添え、お昼の食卓を何とか整えました。「凄い久し振りにアオヤナギさんの手料理を食べた」と喜んでいるC君でした。健康に留意していて、サラダにもドレッシングを掛けず「他のものに味があるから」と、そのまま食べていました。

 

彼はここ数年健康のために、毎年5月の気候のいい頃に断食をするのだそうです。勿論それは専門家の指導を受けながらですが、3週間のサイクルで行うものだそうです。日本でも「断食道場」があると聞きますが、何処か施設のようなところに1週間ほど入って行うことが多いようです。しかし、彼は通常の生活・仕事をしながら断食をするのです。

 

最初の3日間は水だけ、次の3,4日間は乾した果物のスープだけ飲みます。それは桂元・紅棗・枸杞の実の3種でこれらを煮出したものだそうです。次の週、7日間は長芋を煮てスープだけ飲みます。最後の週は白菜スープと重湯だそうです。3週間の間、固形物は摂りません。


 
子供達には普通の食事を用意しながら奥さんも断食を付き合ってくれるそうです。「ホント!?」と言いそうになりましたが、飲み込みました。なんという夫婦愛でしょうか~。

 
3週間の断食の後は、胃が生まれたての赤ちゃんのように柔らかくなって、とても気持ちがいいそうですよ。

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