天満天神盆梅展

展示会場に入ったところで
両腕を広げて「ようこそ」と迎えてくれます

大阪天満宮では3月12日まで盆梅・盆石展を開催しています。

梅の花の時期に紅梅・白梅が観られるのは、この辺りでは天満宮が一番ということで、今週友人と行って来ました。天神さんに梅の花は欠かせない取り合わせなので、境内でも普通の梅の木が何本もあり花盛りとなっていました。
梅の香の漂う(ような感じの)中を、天満宮の室内で開催中の盆梅・盆石展に入場しました。

80年もの・100年ものなどは、まだまだ“若輩もの”であり、250年も経って幹が古びて、ザバーと縦半分こそげたような盆梅が辺りを払う威容を見せつけていましたねぇ、立派でした。古老にして満身創痍、のようなのもありましたよ。。。そんなスゴ肌の樹でも可愛いお花をつけているのを見ると、お爺ちゃんが孫娘を抱いているような感じがあって、思わず表情を緩めます。

このように、文字通り枯れた味わいを持つ梅の古木が、小さなお花を付けているのは何とも言えない風情を感じます。ご先祖から受け継いでずっと大事に守り育てて来た方への、梅の木からの感謝の印かも知れません・・・年に一度の梅の木からのお礼・・・。

盆栽はお花や実をつけるものの方が努力の甲斐があるんじゃないでしょうか・・・ね?

この樹の幹は前半分が無く
云わば半円柱形です
ひと通り観て廻った後、緋毛氈の敷いてある広い廊下に出ました。そこには去年と同じように15,6人座れるほどのテーブルと椅子があり、お汁粉屋さんが出来ていました。

お汁粉というより、おぜんざいです。掌にすっぽり嵌まる抹茶茶碗を少し大きくしたようなお碗にたっぷりとおぜんざいが入っていて、天満宮の梅の実が練り込まれたお餅が入っています。それも粒あんの入ったあんこ餅で、注文がある都度焼いてくれるのです。

街なかのお店のおぜんざいは、横から見ると三角形に糸底が付いたような浅い器に白いお餅が多いかも知れませんが、この臨時のお店のおぜんざいは、とても素朴で良心的な感じがあります。お値段は普通です。

友人は少し残したのですが、私はもちろん、、、全部平らげたのでした。昼食後あまり時間が経っていないにも拘らず・・・

 
境内の人がいつもより多いのは、やはり梅の花を観に来られているのだと思いました。盆梅展に合わせて盆栽や花鉢、手工芸品などの露店も出ていて興味をそそられる物もあり、お店巡りも楽しむことが出来ました。
 
 
 
 
 
 
 
 

おぜんざいを頂いているとお庭の梅の木に
小鳥が飛んで来ました。
鶯ではないようですね、どう見ても・・・

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