かかりつけ医

月に一回、かかりつけの女医さんのもとに通っています。

自宅から歩くと20分位かかるので、大体自転車で行きます。
ご主人が院長先生で、彼女は副院長先生です。40代後半(多分)で男の子3人のいるご夫妻です。私を担当して下さっているのは副院長先生ですが、午後は主婦に戻られるので、午後からの受診や予防注射をしてもらう時は院長先生にお願いすることになります。

注射の時、院長先生は「ゴメン、ちょっと痛いよ」と言いながら注射針を刺されるのですが、全然痛くありません。特筆したいくらいなのですが、その瞬間かすかにチクッとしますが、痛くないんです。「小児科」を「内科」「アレルギー科」と共に掲げておられるので、子供患者も多いようです。多分注射が痛かったら子供患者は来ないでしょうが、院長先生の注射であまり泣いている子はいないような気がします。ただし、診察室に入った瞬間、大泣きする子はいます。先生がでっかくて、はっきりした大きい目で自分を見られると、コワク感じるのでしょうか?でもその院長先生の写真入りのチラシを見て(この先生なら!)と思い、「アレルギー科」を謳ってあったこともあって、かかりつけ医を変更した私でした。

去年の春先、翌日に留学生たちと4人で会食をするという時に風邪を引いてしまいました。自分がしんどいのはいいとしても、みんなに風邪をうつしたくなかった私は急遽午後から院長先生に注射をお願いしました。先生はおもむろに「アオヤナギさん、漢方薬は大丈夫?」と訊かれました。(粉薬が大丈夫か、という事かな。太田胃酸で慣れてるから・・・)と思いながら「ハイ、大丈夫です。」と答えました。

すると院長先生は「これをね、朝起きたら息する前に飲んで、、、」と示されたのは、「小青龍湯」「麻黄附子細辛湯」でした。処方箋を受付でもらって、薬局でお薬を受け取って帰りました。その晩、枕元にお薬と水を置いておき、朝になって目が覚めるとすぐ服用しました。その瞬間、風邪っ気が一度に引いたようにすっきりして不思議な感じがしたのを今も憶えています(先生の予言通りですが)。その日、一日中、風邪のことはすっかり忘れて、みんなとのお食事も会話も楽しいものでした。このお薬は7回服用しました。
 それからのち、今のところ風邪は引いていません。元々あまり風邪は引かないたちなのですが、(引いたらまたあのお薬を処方してもらう)と決めています。

今月は連休明けの9日に副院長先生の診察がありました。診察と言っても近況報告とコレステロール値が少し高いので、そのお薬を処方してもらうだけです。この一か月に自分の体に起こったことと言えば、階段の踏み外し事故ですが、そのことを言うと先生はびっくりされて「そんなこと、アオヤナギさんは一番遠い位置にいると思っていたのに」と言われました。「いえ、それが・・・あり、なんです・・・」と私。。。
「では、、、」と辞去しようとすると「また何かあったら言ってね」と先生。もうありませんって!!!

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