お伊勢さん参り

先週末お伊勢さんにお参りしてきました。8人のグループで伊勢市まで近鉄特急で行き、そこで待ってくれていたジャンボタクシーに半日お世話になったのでした。

『何事のおはしますかはしらねども かたじけなさに涙こぼるる』とは西行法師の詠まれた和歌ですが、内宮の鳥居をくぐって一歩踏み入れると同時にその言葉を全身で感じて胸が熱くなるのが常でした。しかし今回はお彼岸という祭日で、しかも土曜日というめぐり合わせなので、大勢の内外からの観光客で一杯で、人の気に満ちていて神域という感じがあまりなかったのでした。

五十鈴川でのお浄め
それはそれとして、伊勢神宮といえば二十年に一度新しい神殿を造営し、ご祭神である天照大御神様にお移りいただく式年遷宮が行われることで有名です。持統天皇の御世から1300年にわたり続けられているこの儀式は、近年では平成25年に第62回の遷宮がおこなわれました。内宮・外宮をはじめ14の別宮も遷宮がなされた、ということでした。
階段の下からのみ撮影OK
遠くても鳥居も建物も新しいのがわかりますね
翌年には五十鈴川に掛かる宇治橋も架け替えられ、内宮と外宮、古殿の棟持ち柱を使い、橋の両端の大鳥居も建て替えられました。

小学校の修学旅行は伊勢だった、という人が関西では多いと思いますが、私もそうで「あの時はどこの旅館に泊まったのかなぁ」と一生懸命思い出そうとしていました。たぶん二見が浦に「二見旅館」があるとしたら、そこでした。。。



赤福餅、現地でいただくのは初めて…
変わらない素朴なお味でした
二つの夫婦岩を結んでいるこのしめ縄は
一年に三回新しくするそうです



コメント

  1. 五十鈴川とても綺麗ですね。おかげ横丁赤福本店行きましたヨ!私は盛夏でソフトクリームか冷たい物を戴いた記憶が有ります。神明造りの鳥居は檜だそうですね。。。シンプルでとても美しい荘厳な結界を感ぜられますが、チト人が多いのは残念でしたね・・・
    お伊勢参りは江戸時代、人口の一割ぐらいがお参りしたそうですが、今は観光地がいっぱい増えて、外国迄出かける時代となりました。
    因みに私の小学校の修学旅行は和歌山の白浜でした。
    遠い昔の事ですが、何故かよく覚えています。。。新婚旅行はこの旅館にしようと。
    ちょっと早熟だったか、初恋の人が居たのかもしれません。今はいいホテルに建て替わっていました。

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  2. 赤福本店は大人気で、長~い行列に並ぶと集合時刻に間に合わないので即あきらめ、あとで二見が浦のお土産屋さん通りの中のお店でやっと“思い”を果たすことが出来ました。大阪梅田のデパートでも赤福のお店はありますし多分、いえ勿論、お味は同じでしょうが、現地、伊勢で戴くのは一味違うような気がするものですからとても満足^^でした…

    小学校の修学旅行が白浜ですか~。珍しいのではないですか?それにしても新婚旅行の宿泊先まで決めておくなんて微笑ましいエピソードですよねぇ。

    内宮の参拝を終えてそれぞれのペースで気の向くまま神苑を歩いていた時、私も来た道を戻っていたのですが、少し前を外国人女性がやはり一人で歩いていました。あまり背が高くなく亜麻色の個性的で素敵なショートカットの髪の女性でした。フランスの人かな、と思いながら、声をかけようかどうしようかと迷い、あちらもチラチラとこちらをうかがっている様子…そのうち神宮の森に高々と日の丸の旗を見つけた私は、そちらの方にも気を取られて写真を写しているうちにその人とはぐれてしまいました。あとで(声を掛ければよかったなぁ)と後悔しました…「コンニチハ・・・」とねぇ。。。

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