終活セミナーに参加して
先週、ボランティアグループのナルク主催で「終活セミナー」があり、機関紙に掲載するレポートを書くために取材目的で受講してきました。
講師の皆さんは、葬儀社・信託銀行(相続について)・証券会社(財産を賢く増やすには)そしてナルク大垣拠点から(ナルクの活動に応じた持ち点を利用した葬儀について)の皆さんでした。
終活には他にも、・断捨離といわれること・遺言書(あるいはエンディングノート)作成などがありますが、ホントはどれも手を付けにくい、手を付けたくないことばかりです。このブログでは私見を交えて葬儀のことを取り上げたいと思います。
「不思議なことに、日本人も100%死ぬ」と、あるフランス人が云ったそうです。。。当日セミナーの講師の方も言っていました。「人は100%死ぬと誰でも思っているが、その誰もが自分はその中に入っていないと思っています。しかし、死を自覚しながら生を考えることが大事です」
葬儀の意義は、昔は故人の霊を安住の地に送る(成仏してもらう)ための儀式でした。現代ではもう少し複雑になり、故人と残った人達との思い出や繋がりを大切にし、それを確認する場でもあるでしょう。また広く世間の人たちに故人の死を知らせるためにも葬儀は大きな意義を持ちます。
しかし昨今の家族葬の広がりは、各家族のニーズに沿って色々な様式を生み、葬儀社に相談することで、それぞれの遺族の満足のいく送り方をすることが出来ます。例えば白いお布団のような柔らかい棺とそのお部屋を溢れるほどの薔薇で飾った素敵な(?)空間で、故人と家族とのお別れの場を用意することもできます。
また配偶者を見送った後、残された遺族の悲嘆を癒やすシステムが公益社にあり、そこでは同じ境遇の人たちが心置きなく心情を吐露し、お互いを支えあっています。
この集まりは“ひだまりの会”といい、私も夫を喪ったあと随分癒やしと慰めを得ました。
突然配偶者を亡くした混乱の中で、葬儀社とのやり取りでは決断しなければいけないことが沢山ありよけいに戸惑っていた、私の経験からすれば事前に決めておけることも多くあるのではないかと思います。先ずは葬儀の形態(従来の葬儀か、家族葬かなど)、種々ある祭壇の選択、どの棺にするか、通夜・葬儀にお参り頂いた方たちへの粗供養を何にするかetc.お互いが元気なうちにお互いの意思を冗談でも伝え合っておくことが後日大きく助けとなることでしょう。できたら子供さんにも伝えるのがいいでしょうね。
このころのまわりの人たちの真情が身に染みることも多々あり、忘れられない言葉もあります。夫の側の義兄から法事の際に掛けてもらった言葉の中で「一日でも長く生きて、それから合流するように…」と言ってもらったのも折りに触れ思い出されます。そして夫の弟からも何かにつけて気に掛けてもらって精神的な支えにさせてもらっています。
100%の中に入るのが、生きとし生けるもの全てに平等で共通の避けられない運命であるならば、受け入れるしかありません。出来るだけ一生懸命、愉快に、毎日を過ごしたいものです。。。
講師の皆さんは、葬儀社・信託銀行(相続について)・証券会社(財産を賢く増やすには)そしてナルク大垣拠点から(ナルクの活動に応じた持ち点を利用した葬儀について)の皆さんでした。
終活には他にも、・断捨離といわれること・遺言書(あるいはエンディングノート)作成などがありますが、ホントはどれも手を付けにくい、手を付けたくないことばかりです。このブログでは私見を交えて葬儀のことを取り上げたいと思います。
「不思議なことに、日本人も100%死ぬ」と、あるフランス人が云ったそうです。。。当日セミナーの講師の方も言っていました。「人は100%死ぬと誰でも思っているが、その誰もが自分はその中に入っていないと思っています。しかし、死を自覚しながら生を考えることが大事です」
葬儀の意義は、昔は故人の霊を安住の地に送る(成仏してもらう)ための儀式でした。現代ではもう少し複雑になり、故人と残った人達との思い出や繋がりを大切にし、それを確認する場でもあるでしょう。また広く世間の人たちに故人の死を知らせるためにも葬儀は大きな意義を持ちます。
しかし昨今の家族葬の広がりは、各家族のニーズに沿って色々な様式を生み、葬儀社に相談することで、それぞれの遺族の満足のいく送り方をすることが出来ます。例えば白いお布団のような柔らかい棺とそのお部屋を溢れるほどの薔薇で飾った素敵な(?)空間で、故人と家族とのお別れの場を用意することもできます。
また配偶者を見送った後、残された遺族の悲嘆を癒やすシステムが公益社にあり、そこでは同じ境遇の人たちが心置きなく心情を吐露し、お互いを支えあっています。
この集まりは“ひだまりの会”といい、私も夫を喪ったあと随分癒やしと慰めを得ました。
突然配偶者を亡くした混乱の中で、葬儀社とのやり取りでは決断しなければいけないことが沢山ありよけいに戸惑っていた、私の経験からすれば事前に決めておけることも多くあるのではないかと思います。先ずは葬儀の形態(従来の葬儀か、家族葬かなど)、種々ある祭壇の選択、どの棺にするか、通夜・葬儀にお参り頂いた方たちへの粗供養を何にするかetc.お互いが元気なうちにお互いの意思を冗談でも伝え合っておくことが後日大きく助けとなることでしょう。できたら子供さんにも伝えるのがいいでしょうね。
このころのまわりの人たちの真情が身に染みることも多々あり、忘れられない言葉もあります。夫の側の義兄から法事の際に掛けてもらった言葉の中で「一日でも長く生きて、それから合流するように…」と言ってもらったのも折りに触れ思い出されます。そして夫の弟からも何かにつけて気に掛けてもらって精神的な支えにさせてもらっています。
100%の中に入るのが、生きとし生けるもの全てに平等で共通の避けられない運命であるならば、受け入れるしかありません。出来るだけ一生懸命、愉快に、毎日を過ごしたいものです。。。
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