赤目温泉"山水園"①

             変わらない趣きの”山水園”正面玄関


 久し振りに温泉へ行って来ました。主人の存命中に7,8回は行っている三重県名張市にある赤目温泉”山水園”です。”赤目四十八滝”で有名なこの地ですが、自然林を抱く広大な1万坪の敷地の一角に純和風造りの閑静な一軒家が散在し、この辺り一帯が別荘地であるような趣きです。

まだ愛犬と一緒に旅行をすることは難しい時代で、旅行中は動物病院に預けていた豆柴のハリーを「ここなら大丈夫」とケージも積んで連れて行き、駐車場に置いた車で夜間ハリーを寝かせていたのでした。朝になって飲み水を替えたりしていると宿の従業員の男性が、「ワンチャン居たんですか!哭く声が聞こえなかったので犬がいるって分かりませんでした😊」と言われました。余り哭いたり吠えたりしないハリーでした^^


以前から息子が「どこでも行きたい所があったら言って」と、多分自分がお友達と白川郷や倉敷など遠距離ドライブをしていて(偶にはお母さんを連れて行ってやろうかな)と思い付いたのかしら。。。それで今年になってまた「どこがいい?」と訊くので「いつでもいいけど、名張の山水園…」と言ったのでした。すると「僕の日程上は1月21/22日がいいんだけど…」とまた急な話…すぐ山水園へ電話を入れました。10日ほど先のことなのに丁度2室空いています、というのでそのやりとりの中で申し込みました。

2室と言っても前述のようにビルの部屋ではなく、大自然と境目のほぼ無い日本家屋が2棟ということで、昔山猿が出没したこともあり多少不安でしたが、今は出ないそうでした。


当日名張へ出発する前に、彼が職場で頂いた招待券で国立文楽劇場の文楽を見ることになっていて地下鉄を利用し、開演11時のところ開場時刻の10時半に劇場へ着きました。         席に座って話していると私の隣に二人の外国人男性が座りました。息子が気付き挨拶を交わした後、「ルーマニア人留学生だよ、ルーマニア人の教授からチケット貰ったんだね。」と言い、「お母さんの事を紹介するからね」と私に断った後、「ハイ、ガイズ」と話しかけました。そして私の事を「ホストマザーだよ」と紹介しました。

その日の演目は『「良弁僧正千二百五十年御遠忌」良弁杉由来』と言うもので、幼い頃大鷲にさらわれた我が子を探して30年身も心もボロボロになった母親と、精進の果て大僧正になった子供の再会の物語りでした。息子にしてみると、それだけのことを伝えるのに2時間半も掛かるのはどうなんかな…?と言う印象のようでした。                私はこれまでに色々な演目を5回ほど鑑賞していますが、太夫の語る浄瑠璃の字幕を見るのは初めてで、分かり易くていいなと思いました。


1時半ごろ演目が終ったので急ぎ帰って、用意しておいた昼食を済ませて2時半過ぎに家を後にし、彼の車で三重県名張市に向かいました。

長くなるので、名張でのことは来週に廻したいと思います。またこのブログをご訪問下さいね^^




                     このあと続々とお客さんが入場し、ほぼほぼ客席は埋まりました
 昔のように和服を着た女性は見なかったですね~

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