夏と秋の長い境目
今年の夏は、真っ青な空に入道雲がモクモク立ち昇る、という日が余りありませんでした。 8月の大阪の空は、晴れの日…9日、曇りの日…12日、雨の日…10日でした。 (新聞のお天気欄を記録していますが、少しでも雨が降ればここでは”雨”としています)
8月の中旬以降、天気のぐずつく日が続きカッと照り付ける暑い日が殆ど無かったので「今年の夏は冷夏だったなぁ」と言う人がいて(えっ、冷夏!?)と思いましたが如何ですか?
少し前から台湾の東側辺りでぐるぐると迷走していた台風14号が動き出したと思ったら、日本列島を文字通り真横に横断で近畿南部も通り道となりました。昨夜はそこそこの強風と雨を予想しながら寝入ったのですが、夜が明けてみると曇り空ながら穏やかな朝なのでした。
以前、台湾からの留学生に「台湾は毎年台風がいくつも来るので大変ね」と言った時に、「慣れてるし、備えも出来てるからどおってことありませんよ。今年は少ないので国の皆んなはちょっと物足りないんじゃないかな」と返事が返って来ました。今朝、なんとはなく感じた肩透かしのような、物足りなさのような感覚が、彼の言葉を思い出させました。
夏から秋にかけての台風と言う自然現象は、都市に住む人間にとって恐怖でしかありませんが、一様に田畑や野原を潤す雨と、森林の樹木の葉っぱを落とす風は必要なのだと思います。ほどほどのパワーの台風であればいいな、と考えるのですが。。。
台風の季節でなくても近年気象が荒くなっていて、私の実感では7,8年前から日常の街中でも風は強く吹くことが多くなったと思っています。雨の日、傘を持ちながらの自転車の運転は時にヒヤッとすることもあります。雨風の中を歩いて足を濡らすよりはと、つい自転車で傘を差して買い物に行くことになるのですが…気を付けたいです。
これからひと雨ごとに秋が深まっていきますね。中の島を自転車で走っている時に木の根元の、ちょっとした植え込みからコオロギの鳴き声が聞こえます。(こんなところに秋の虫が…)と気持ちがほっこりしてきます。
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