常備薬の大切さを実感
その昔、私が結婚することを聞いた、と元同僚の男性が赴任先のベルギーの
先週末風邪を引きました。咳は出ず、熱は最も高くて37℃を一度計測しただけでした。鼻がグズグズし頭痛もしましたが、コロナ感染ではないと確信があり、かかりつけ医にも相談しませんでした。
本来薬嫌いの私は、この程度では頭の中に(薬を飲もう)という発想は浮かばず、ただ(治りたい)という念力だけを頼りにしています。偶々その日、友人から電話があり服薬を勧められたのでした。「早い時期に飲むとすぐ治る」と日本の多くの家庭で常備していると思われる漢方薬、葛根湯を勧められました。
今は亡き夫は葛根湯の信者でありそれは我が家の常備薬でした。しかし実は私の場合、葛根湯の効き目を感じたことが無く、夫の没後一度購入しましたが古くなってしまい、数年前風邪を引いたときに処分して別の家庭薬を購入していたのでした。
友人の言葉に促されて、薬箱にあった子象のマークの付いた会社の風邪薬を代わりに服用すると、翌日の夜にはもう鼻もすっきり熱も平熱に下がりました。
現役の会社員であった頃、課単位で机を島のように並べて10人前後が座っていましたが、風邪が流行ると順番に島を一巡りして患者になっていくのですが、不思議と私を飛ばしていき、島の最後に私が引き受ける、というのが常でした。(少々のことでは風邪を引かない)という確たる自信はその頃に身に付いた気がします。
今回、私は葛根湯がどうして私に効き目がないのか、わかった気がしました。”風邪を引いた”と感じた時、間髪を入れず飲めば、それは多分私にも効くかもしれない、と思います。 私の場合、薬嫌いが高じて数日経過してから飲んでいたので、もう葛根湯の手に負えなくなっていたのではないかしら・・・?何によらず”先手必勝”ですね。
コロナ禍の下、お医者さんに掛かるのも大変です。しっかりと家庭に常備薬を備えることの大切さを感じた事態ではありました。
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