コロナ禍での”足”の確保を目指して

 

大阪府のコロナ感染者数が、何と東京都を抜いて連日800人以上という状況です。「この危機的状況に人は慣れてしまうのです」とある研究者は言っておられました。

そうなのかもしれません。最近も5，6人の若者が大きな声で喋りながら信号を渡っていて、周りの顰蹙を買っているのに気付いているのかいないのか、マスクをしていない人も2人いて高らかに笑っているのでした。

  

神戸の息子とは2，3日に一度はお互いに元気でいることを確かめ合いながら色々な話をしてきたのですが、今の彼の関心事はもっぱら車の購入です。免許証を取得してもう直ぐ一ヵ月になるので早く自分の車を手に入れたくて、中古車を海外へ輸出する会社を経営するお友達に頼んで探しています。

「免許取り立てでもあり、もちろん中古車しかダメ」というのは私と息子の間で合意していることです。その友人の会社はオークションで中古車を購入して外国へ輸出しているのですが、購入する時に自分のも入れて貰うようにお友達と一緒にラインナップの中から探しています。そして逐一私にも色や型式について相談してきます。

昨日の朝のオークションではマツダのCX-5の黒色を、息子と友人は適時連絡を取りながら競ったのですが、予想以上に金額が上がり二人は諦めざるを得ませんでした。昨夜その報告を詳しく受けた後、また私と彼は話し合って同じCX-5の、美しいワインレッドと走行距離が少なくて綺麗なパールホワイトの2台を候補に選びました。そして今朝のオークションで友人に頑張ってもらったのですがどちらも手に入らず、息子は落胆の思いと共に二つ目のオークションが終わった後すぐ連絡をしてきました。

 

やはり詰まる処は資金力であり、私は当初出してあげると言っていた額を倍増することにしました。それを伝えると彼は「いいの！…泣けてくる…」と後の方は涙声であり、しばらく無言になりました。「そうして欲しくて相談してたんじゃないんだよ」とまだいくらか普通の声ではありません。そんな人でないのは分かっています。「…いいものが買えます」と最後にポツリと言い添えました。

これで一挙に進展することを期待したいのですが、オークションで競り勝てるかどうか・・・祈る思いです。競争相手の業者さんはどういう人がどれだけいるのかその時々で変化するでしょうから。。。

『お友達に「お疲れ様です」って言っといてね。』と言うと「伝えておきます」と少し元気な声に戻って返事がありました。

　　　　　　　　　候補の一つだったマツダCX-5ワインレッド　2200CC

                 今、街を走る車はこういうボリュームのあるタイプが多いように思います
　　　　　　　　　　座席はゆったりとしていて荷物も沢山入りそうです