メリークリスマス


 

メリークリスマス!ですが、ケーキもシャンパンもありません。このあと梅田へ出かける用事があるので、あのデパートのケーキ売り場で美味しそうなケーキを買いたいなと、思っているところです。


子供の頃のケーキと言えば、バタークリームケーキでした。その頃はまだ生クリームケーキは一般的ではなかったように思います。私たち兄弟姉妹にとって、おやつの中ではケーキが最高のもので、それはバタークリームケーキのことでした。 クリスマスの日は子供達はおやつの時間まで、ケーキのことで頭が一杯でした。      


クリスマスプレゼントはサンタクロースが夜中に置いて行ってくれると聞いていて、小学校に入っても信じていました。母にすっかりその気にされていたのでした。

小1のクリスマスの夜、ふっと目を覚まして時計を見ると丁度12時でした。(あ、今が昨日と今日の境目なのか)と少し感動していると、誰かが部屋に入ってきました。(サンタクロース🎅?)とハッとした時、薄暗闇の中にぼんやり見えたのは母でした。母は私たちが寝ている部屋のタンスの引出しから何かを取り出して、枕元に置いているのが気配で分かりました。なんと母がサンタの正体なのでした。

朝になって見るとそれは毛筆でした・・・その年が明ければ競書会の練習が始まるので、毛筆は必要で、欲しいものでしたが。。。サンタクロースの正体を見たからにはもうその毛筆には”サンタさんにもらった筆”という神通力は無いのでした。競書会も自分で頑張るしかありませんでした。

ちなみにその筆を使って書いた1年生時の大阪市主催競書会は銅賞でした。”はつひ”が課題でした。2年生は銀賞、3年生は金賞、4年・5年も似た感じで、6年生でも出るのかなと思っていました。でも最後の年は、隣の席の子に一生懸命教えたところ、その子が競書会に出ることになりました。多分、元気一杯の字がいいと担任の先生は考えられたのでしょう。クラスで一つの指定席、私のものではなかったのでした。当然ながら・・・

親からのクリスマスプレゼントではっきり記憶に残っているのは、あまりにもクリスマスのイメージとかけ離れた毛筆だけです。年によっては本などもあったような気はするのですが。

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