列車ダイヤの緻密さは関係者の努力から

         今日は大阪城の紅葉が見たくて午後から出かけました


今朝テレビで、いかに日本の電車が正確に運行されているかを、実際の運転席からレポートされていました。東京の地下鉄でしたが大阪でもどこでも日本の鉄道はホボ同様に運営されているのではないでしょうか。

決められた駅構内線路上の停止位置にぴったり止められるかどうかは、ブレーキの作動をどの位前に始めるかで違ってくるのだそうです。駅ごとに乗客が入れ替わり、車両の重量が違っているのでブレーキを作動させるタイミングは駅ごとに違ってきます。説明は無かったものの、運転席に車両ごとの込み具合を表すモニター画面があったようでした。

電車の運行は秒単位であり、ラッシュ時には2分ごとに出発しなければなりません。その時間帯では地下鉄のダイヤは0.5秒単位で作られていて、コンマ以下の秒数でも遅れたり早くなると前後の車両やプラットホームの込み具合に影響します。

運転士さんは自分が運転する車両が時速何キロで走行しているか、計器盤を見なくても把握しているそうで、番組の中で2回「今何キロで走っていますか?」と問われて、2回とも正解していました。訓練期間9か月の間に徹底的にスピード感を叩き込まれるのだそうです。車両の両側を景色が流れる速さなどでもわかるとのことでした。

親類のお兄さんで子供の時から電車が大好きな人がいます。もう定年退職したのですが、JRに入り、特急の運転士になりました。目がとてもいい人で、線路に入り込んだ人をずいぶん手前から見つけ、人命救助の表彰をされたことがあるそうです。動物が入っていると臨時停車するのだとか。一度間に合わなくてイノシシを轢いてしまったらしく、彼自身がとても傷ついていました。

ずいぶん前、やんごとなきお方を山陽本線でお運びし、ある駅で降りて頂く際、そのお方が下車されるプラットホームの特定の位置に車両の降り口をピタリと付けたとして、会社から褒賞を頂いたそうです。難しいものなんですね。


そのお兄さんが言っていました。「阪急電車の線路はしっかりしてるよ。枕木も砂利も良いものを使っている」そうです。それを聞いた頃阪急電車で通勤していた私は、先頭車両の運転席の後ろから、風景や線路を眺めるのが癖になりました。今でも電車やバスの一番前が好きです。


大手前口近くの、ここからの眺めが気に入っています


 
地面とこんもりした灌木がほぼ黄色に染まっていました









                         

午後から紅葉が見たくて自転車で大阪城へ行きました。家から15分も走れば到着です。    今日からの三日間、長浜市と提携して2020年の大阪城秋祭りが催されます。子供歌舞伎の演目「長浜曳山祭り三番叟」が長浜市の小学生によって演じられています。1740年代から続いているそうですが、衣装は(ここでは判り難いですが)絢爛豪華で、厳かな雰囲気でした。

大阪城域の観光客数はいつもの観光シーズン中の7,8割位でしょうか。外国人の姿も見かけましたが、中国の人達はゼロではないものの、いつもよりグッと少なかったです。定住外国人で大阪城の好きな人が多い、とも聞いています。私も大阪城が好きなことでは人後に落ちませんよ。。。

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