「あなた」という言葉



仕事を辞めて4月から手持無沙汰になるかな、と思っていたらそうでもありません。やはり女性は家の中、行く先々で用事がありますねぇ。長年知らん顔して、ほったらかしにしてきた物や事も沢山ありますし~~

こうしてパソコンの前に座っていても、スマホが鳴っています。台湾から動画を送ってくれたのです。多分私が退屈してボォーッとしているのではないかと元留学生が 心配してくれているのでしょう。毎日のように動画なり短文をラインで送って来ます。出来るだけ動画の一つ一つにコメントを寄せることにしています。どれもみな、私のために数ある動画の内から選んでくれて、自分のギガ数が増えるのに構わず送ってくれていると思うし、かなりの時間を費やしてくれているとも思うからです。

先日、それらの動画の幾つかをここで紹介しようと思ったのですが、どうしてもできませんでした(_)!!   数年前は可能だったのですが、近年著作権問題がより厳しくなっているのかなと感じています。

  

仕事を辞めても仲良く付き合える留学生がいれば、そうでない人も勿論大勢います。数年前に退去した男子留学生の中には私に不満を言い募る人がいました。

 退去関連書類について話している時に、私が彼に「あなた・・・」と言った途端、「日本人はよくあなたと言うけど失礼じゃないですか」と返してきたのです。私は思いがけない反応に驚きながらもあなたというのは、漢字の国から来たあなたもよく知っているように貴方と書き、ちゃんと相手に敬意を払う表現であることを説明しました。しかし彼は納得せず、「日本であなたと言う場合、下に見た言い方である」と自分の名前にさん付けをして呼ぶのが正しいと主張するのでした。

 しかし私も、「親のような年齢の人間が、あなたにあなたと言って悪いはずがなく私の日本語が間違っているとは思わない」と言い通し、最後まで平行線のままでした。

留学生住宅で勤務していた20年の間、外国人の中でただ一人の日本人であり、日本語を意識した日々でした。自分の使う言葉に日本人として気を付けて皆に接していたので、今もその日のことを思い出す時、それでよかったと考えています。

 ちなみに私が話している相手に「あなた」と言うのは、年齢が自分と同じか、自分より低年齢の人だけです。



勤めていた会社では(少なくとも私のいた部署では)、年上の人には「あなた」と言わない、というのが不文律のようになっていました。それが身に沁みついていて、年齢を知らなくて失礼しそうな方には「○○さん、私は□□年生まれですけど、○○さんは何年生まれですか?」と尋ねます。年下であれば安心して^^「あなた~~」と言っている私です。。。


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