熱中症で救急車
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かかりつけ医の勧めで夜寝る前に一杯飲んでいます 粉タイプだと年を越えても大丈夫です |
今週のある夕方、食事の為に仕事場から自宅へ帰って、(これを食卓に乗っけたらもう食事ができる~^^)というタイミングでピンポ~ンとドアホンが鳴りました。
(あれ、今頃誰?)とモニターを覗くとエルセレーノの住人で仲良くしている中国からの女子留学生が写っています。
急いで降りて行くと「しんどいんです。熱中症かも知れへん。」と言います。「ちょっと待って」と財布とスマホを小さなバッグに入れて肩に掛け、テーブルに広げているものに蓋をするなどしてすぐ降りて行きました。近くのクリニックへ向かいました。しかし目当てのクリニックは午後から休診で閉まっていたので、次に近い医院へと腕を組んで歩いていましたが、突然、彼女の腕がするりと私の腕から抜けました。そして路上で横になってしまったのでした。
私は頭が真っ白になり、「キャーッ」と声を発していました。その声を聞きつけて、自転車から降りて傍に来てくれた男性が彼女の首に手を当てて脈があるかをチェックし、鼻呼吸を確認し「大丈夫」と言ってくれました。
女性も一人駆け寄ってくれて、「救急車呼びましょうか?」と言い、スマホを取り出してこの辺りの住所と通りに面している店の名前などを言っているのが聞こえました。すぐ傍の割烹料理店からおしぼりが届けられ、自転車の男性が買って来て下さった500ミリの冷たい水で冷やして、彼女の首筋に当てました。
そうこうする内に救急車が到着し、私も同乗して病院に向かいました。
彼女の意識はあり、過呼吸で辛そうでしたが救急隊員が一人傍にいて、空気が余り体内に入らないようにとマスクをしてくれるなど、出来ることをしてくれていました。病院では1時間ほど待ったでしょうか、1000mlの点滴をしたそうでした。長い髪の毛を束ねてはいるものの少し緩んだまま出て来て、病人めいて見えるので束ね直したりしました。
治療費は35千円(CT画像代などを含め)ほどで、3割負担でした。病院へ向かう時から「お金が無い」と聞いていたので、立て替えました。
アルバイトながら炎天下、外回りの営業3時間、と言うのは若者でもきつい仕事です。インドネシア人の男子留学生と一緒だったと言いますが、彼は終始元気だったようです。やはり暑さに慣れた人と身体の造りが違うのでしょうか。水分補給はしたと言いますが、何リットルも失われた水分を胃が一杯になるまで飲んだとしてもとても足りません。塩分やミネラルも相当量失われています。
彼女は当日帰宅したものの、次の日体調が復活しなくて病院に行くと、そのまま入院を指示されたそうで3泊4日の間、退院許可が出ませんでした。熱中症は全身病なんだな、怖い、とつくづく思いました。
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