G20大阪サミットの余波
大阪の梅雨入り、遅かったですね |
28/29日と“G20大阪サミット”の開催ということで、大阪の関係地域の警備は厳戒態勢が敷かれていました。
サミット開催前日、大阪市北区の我が家の玄関ドアを開けるとパトロールのお巡りさんが通りました。上衣の背中に「新潟県警」とあります。ごく自然な溶け込み様で「ここは新潟県?」みたいな~~^^。
近くのグラウンドでは愛知県や静岡県など、全国から応援に駆け付けた警察車両が所狭しと埋め尽くさんばかりに整列していました。町々の辻ごとに2,3人のグループでお巡りさんが目を光らせてもいます。
空ではヘリコプターがゴーッと唸りながら横切って行きます。何か急ぎの用事があって行き来しているのかと思っていたら、なんと空からの監視と言うので驚きました~~。
昨日は夕方からプールへ行きました。プールのあるホテルはフランスのマクロン大統領の宿泊先だそうで、当然ながらホテルに近づくにつれ、警戒は厳しくなるのでした。
ホテル周辺では警官の数は増し、可動式の柵が車道沿いのあちこちの歩道に数多く設置され、歩道を狭くしていました。車も検問を受けていますが、自転車の私もホテルの入口へと続く道の直前で止められました。
「このまま真っ直ぐ進まれますか?」と訊かれ、「ホテルのプールへ行きます」と答えると「会員証か何かありますか?」と言われたので、財布の中にいつも入れている会員カードを呈示しました。ホテルのレストランでの食事や売店での買い物をする時、5%引きにしてもらうためにいつも財布の中に入れているものです。
こんなところで身分証明書の役も果たしてくれたのでした。警官二人が頭を寄せて「いいかな」「いいんと違う・・・」なんて言っていた後「どうぞ」となり解放されました。
いつもの入り口から入ろうとすると、「正面入り口から入って下さい」との掲示がありました。大きく回ってそちらへ行くと、普段なら自由に出入りできる正面入り口が入る側と出る側に仕切ってあり、入る側は空港でしかお目に掛からない“金属探知機”が設置されていました。
それを通り抜ける前に婦警に「お荷物をトレイに」と言われ、バッグの中身を調べられました。「プールの道具が入っています」と言いましたが、水を入れた小さなペットボトルを見つけると「ちょっと飲んで頂けますか?」とのこと・・・。(たかが私ごときにこんな手間を掛けることは無いのに…)と思いましたが、断ればおお事になりそうな場面です。ちょうどお水を飲みたい時で、ゴクゴク飲みました。
テレビで「この厳戒態勢をどう思うか?」と言う質問に「逮捕されんかったら何でも言うこと聞くわ~」と答えていたおばさんがいましたが、そんな感じでしたね。この厳戒態勢も滅多に見れないことなので写真を撮ろうかなと思いましたが、連行されそうでやめました~~。
この一週間何やかやと忙しく、ようやく時間が取れて泳げると思ったのでした。プールはちょっといつもより空いていて泳ぎやすく、行って良かったです。
帰ろうとしてロビーの新しくなった絨毯の上を歩いていると、フランス側の警備担当者でしょうか、普通の服を着た黒人の女性と目があったのですが、丁寧に頭を下げてくれたので、私も少し深めに頭を下げました。気持ちのいい挨拶が出来ました。
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