“おおさか”に支えられて

来週早々の来客に
百合の香りを隣の部屋から届けたい…

日本中多くの業界で人手不足と言われている中、“売り手市場”と謳われる学生の就活ですが、本当にそうなのでしょうか?留学生の場合は少し違うかもしれません。なかなか自分の希望の職業に就くのはより難しいようです。

 

先日町内会の総会に出席した女子留学生の場合ですが、“洋服の○○”で世間に知られた会社の最終面接があるという前夜、「不安が一杯・・・」と言う彼女の話を聞きました。

彼女の話では、どうやらその会社は焼き肉のチェーン店を全国的に展開しようとしているようで、店長あるいは副店長候補として彼女に興味を持っているようなのです。

 

彼女は普段、お料理の最中に油に触れたりすることが嫌な人で、「焼き肉店の店長となるには経営者の目を持つことも必要ながら、店内の仕事を一から携わらないといけないだろうし、ちょっと自信がないんです」みたいなことを言いました。「中国など海外からのお客さんも多いから、彼らに対応するために店側も外国人を雇わねばなりません。その人達を教育し纏める役割を自分は求められるのでは」と彼女は言い、私もそう考えるところです。

 


可愛いトルコ桔梗を花屋さんで
見つけました
主人の野球帽、私のお気に入りだけ
残しています
これまで二ケタの会社を不採用になった彼女、大学の先生のアドバイスもあり、「取り敢えず内定を一つ貰って落ち着きたい」と考えています。最終面接の様子はどうだったのか?その結果は分かったのか?休み明けに彼女に訊いてみようと思います。

 

 

 





もう一人の男子留学生の場合、内定を貰っています。「いいじゃない・・・!」と前述の女性は言います。彼は理科系の人で、フッ素を使った研究をしてきて、化粧品会社系をいくつか受けた結果、有名な2,3の会社を落ちたそうでした。受かった会社は岡山に工場があり、当然“岡山勤務”ということになります。それが寂しく残念なのだそうです。

 

階段の踊り場も
花生けの舞台~
ガーベラです
前述の女性もそうですが、大阪の留学生は多くが大阪を離れることに想像以上の寂寥感を抱くようなのです。任地が大阪じゃないと分かった途端、大阪までの新幹線の所要時間と運賃を頭に浮かべます。そして勤務が始まると最初のゴールデンウィークには大阪へ帰って来るのです。日本語学校の1年間と、大学の4年間を大阪で暮らした人にとって、大阪は心のささえ、拠りどころ、第二の故郷、になっているように思います。大学院を博士課程まで履修した人などは、大阪よりも東京の方がもっと職種の幅が広いし企業数も多いと私などは考えますが、理性だけでは割り切れないのが人情と言うものなのでしょう(^-^)。

 

 

 
ライティング・ビューローの上にも
ささやかな黄色の薔薇を・・・

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