久し振りの京都


祇園枝垂桜
久し振りに京都へお墓参りに行って来ました。東大谷祖廟で野猿に足を咬まれた女性がいる、と報道されていたので少し気にしながらでした。去年私自身も野猿に遭遇しました。お墓掃除をしている時に、石工さんと話していて注意されて振り向くと、すぐ近くで野猿が座って私を見上げていたのです。前向きの顔も体も(きれいだな)と一瞬思いましたが、次の瞬間身を翻して山肌の茂みに跳び込んで行きました。「雌だったから良かった」と、その時石工さんに言われました。若い雌ザルのようでした。
 

墓苑の入り口に英語の立札があり、野猿が出るからと注意していて、最後に「彼と戦おうとしないで下さい。あなたが勝つことは出来ません」と明言しているのが面白いと思いました。その通りに違いありません。おサルさんが掃除をしている私を襲うことは考えにくいですが、もしそうなれば武器はありました。スプリング・コートです。着ると軽いですが、振り回すと結構威力はあると思われ、念のためにポケットに入っているものを出しておきました。前回木切れを見つけて、お墓の囲いのすぐ際に置いていたのは、処分されていたのでした。

でもでも・・・幸いにそのような事件は起こりませんでした。。。

円山公園内ではウィークデイにも
拘らず、大勢の花見客が・・・
 

お墓参りの帰途、円山公園の“祇園枝垂れ桜”を見に行きました。東山魁夷画伯の描かれた頃はこの桜の樹勢は盛んでしたが、その頃と比べて随分弱って来ました。それでも手厚い保護を受けてこの老木は頑張っているのですが、樹全体の形は変わり痛々しい感じがあります。その周りを私の様なファンが何人もカメラやスマホを向けて写真を撮っていました。今年も写真に収められたことを嬉しく思いながらその場を離れ、近くの「開花亭」という喫茶店へと足を運びました。


八坂神社本殿
余りそのように見えませんが
お賽銭待ちの長い列が2列
できていました
                       昔、主人とお墓参りの時によくお茶を飲んだお店です。お昼時なので、サンドイッチでもと思って中を見ると、お客さんが一杯でこの店らしくなく、入る気がしませんでした。

 

それではと、四条通を南座の方へ歩いて、いつもの美々卯へ入りました。「美々卯御膳」から名を変えて「古都」となったお膳料理を頼みました。他にも沢山メニューはあるのにいつもこれになってしまいます。このお店は3階にあるので、混み合う時はたまにあるものの、大体いつも決まった席に座れます。街の喧騒を離れて静かですしね。7番という奥まった、落ち着く席に店内を見渡せる方向で座っています。皆んなに背を向けて逆に座るとオタクっぽいんです^^。というわけで、いつも通りのお墓参りでした。
 
 
 

墓域を出て事務所への坂の上で。
段差を222段、山の中腹まで上がります
 


美々卯ですから…どのメニューにも
麺類が付いています~
いつもお蕎麦にします(上に乗っているのは湯葉)

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