年度替わり・・・その①

小アジア(トルコ、シリア辺りでしょうか)原産
というヒヤシンス
バレンタインデーの頃は固い蕾でした
弥生三月は年度末であり、続く四月の年度始めと合せて、留学生住宅“エルセレーノ紅梅町”でも忙しくなります。入学・卒業、入社・退職に伴って列島大移動のシーズンがついそこまで来ていますね。留学生たちもその大移動に組み込まれていくのでしょう。


昨日、「退去書類の書き方を教えて下さい」と窓口に持って来た日本語学校に通う韓国人の生徒がいました。

彼の書くのを見ると、左手でペンを走らせているので「あなたは左利きなのね」と言うと「右でも書けるんです」とのこと。「子供の時にご両親に直されたのね。ハサミはどっちで?」との問いには「ハサミは右用の物が多いので刃の角度に注意して左で切ります、一番難しい。」と言いました。

彼の姓は、韓国でも中国でもとても多い“李”くんです。「僕が子供の頃、お父さんがよく李姓の人の集まりに行っていました。最近は行ってないみたいけど・・・」と言うので、ハッとして「李朝の末裔の方々の集まり?」と尋ねると「はい、(血脈は)もう薄いんですけど」という言葉が返って来ました。
 

(ああ、やはり…)という思いでした。1年前に日本語学校に入学し、エルセレーノに入居したのですが、若い息子を心配して韓国から付いてこられたお母さん共ども、柔らかい物腰乍ら凛とした雰囲気の、品のいい親子という印象でした。

この1年で日本語も上手になり、(真面目に勉強してきたんだな)と感じます。どこの大学へ進むのか、今度聞いてみようかな、と思っています。

                       

ある日の夕食(時計回りに)
シリアのギョーザ・クミンシード入りチーズ&野菜サラダ・
鰤の粕汁・鰯のソテー(カレー風味)
シリアのお母さんお手製のギョーザを頂きました。頂いた時は驚きましたが、シリアもシルクロードの通過する地域であり、ギョーザの起源はどこかわかりませんが、中国の物がシリアに、シリアの物が中国にと往来していたでしょうから、不思議ではないと思いました。 


ギョーザの皮に襞はありませんが、形・大きさ・皮の厚み・もちもちとした食感など、中国の物にとてもよく似ています。皮にはヨーグルトが練り込まれていて、それはシリアらしいと思いました。噛むとジュワーと口の中にヨーグルトの風味が広がります。具は牛肉を荒微塵に刻んであり、何か葉物野菜が入っていました。調味料を何もつけなくても程よい塩加減で、とても美味しかったです。
                        
 


ギョーザと一緒にY君から頂いた、クミンシードの入ったチーズです。「とても塩辛いので、何回も塩抜きをしてから食べて」と言われました。お皿の方の一部をぬるま湯に浸し2,3回塩抜きして頂くと、まだまだ塩辛かったです。サラダに添えましたが(上の写真)殆どドレッシングを掛けなくて、チーズの塩味だけで、野菜が頂けました。その後4,5回水を換えて塩抜きしました。香辛料クミンシードがいい味をプラスしています。パスタにこのチーズを使うと、綺麗で美味しいのでは~と思いました。

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