鬼の霍乱
新しい年になつて思いがけず風邪を引いてしまい、鬼の霍乱もいい処。。。普段からそれなりの対策をしているつもりだったし、風邪になりようもない体質だと思っていたのでした。
5日にはあちこちの医院が開きだして、先ず咽喉の痛みを何とかしなくちゃ、と耳鼻咽喉科へ駆け込んだところ、1時間半は待ったでしょうか。一人の女性がついに怒り出したのでした。
私の場合、年始の開院の日に家事を片付けて来たからには、それなりの待ち時間は覚悟をして“数独”をチャンスとばかりしているので苦にはならないです。
のどが楽になったので、次の日行きつけの内科へ行きました。前日「内科でレントゲンを…」と言われましたが、先生は聴診器をセーターの上から丹念に広範囲に当てて調べて下さり、「喘息は出ていませんね」と言ってくださいました。自分でもヒューというような喘鳴は感じていなかったので(やっぱり・・・)と思いました。安易にレントゲン撮影をして放射線を浴びるよりずっと優しい診療です。
「耳鼻咽喉科で出された8種類のお薬で今の症状には対処できるので、今回はお薬は出しません」と持参のお薬手帳を見ながら先生がおっしゃいました。
今日は久しぶりに気分が良く、大阪市内を流れる大川端の近くまで行ってみました。風が強く寒い日でした。が気分を損なうほどではなく、むしろ外へ出られるのが嬉しい気がしました。焼き立てパン屋さんでアメリカン・コーヒーと“もっちり丸パン”にしました。舌がまだ本復していなかったのか、どちらも今一つでコーヒーは半分近く残しました。
そういうわけで風邪は長引くことを実感している処です。明日は何が何でも梅田に行く用事があるので、頑張らねばなりません。何か楽しいことを付加してみればいいかも知れませんね。
梅田へ行った今日の帰り、いつもの阪急百貨店の飾り窓の前を通り、お正月の生け花が“嵯峨御流”で出展されていたので興味深くもあり、写して来ました。
見えているところは勿論のこと、見えていないところ・隠されている部分に、どれだけの重しや苦労がされているかにいつも思いを致します。
約1千本の赤芽柳と、斑入りの葉の万年青(おもと)ですが バランスが素晴らしいです。 赤芽柳を1本1本沢山の人が手で矯めていかれたのでしょう。 気の遠くなる作業です。 |
万年青は、華道家の手元には葉も実もバラバラで 届き、それを組み合わせて行きます。 お正月前の仕事ですが、私の習った 未生流でもよく万年青や若松が その時期に出てきました。 |
タイトルは春、春の雰囲気を先取りしています |
戌年ということで、ワンちゃんを登場させています 真ん中は若松を熨斗で締めてあります |
槐(えんじゅ)と濃い紫の座禅草 鏡を何面も使い末広形にしてあるようでした |
花材は松(錦松・五葉松・大王松・三光松・寿松・ お菊松・黒松・赤松他) |
花材(藤蔓・貝塚伊吹・ゴールドクレスト) |
花材(パンパスグラス・箒草・垂桑・三椏・児の手ヒバ・その他) |
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