時は10月、秋本番・・・


柿が美味しくなってきました

「“みやこ忘れ”は10月が植え替え時やから~」・・・昔、母と同居していた孫である甥が何気なく言っていた言葉ですが、ずっと頭にこびりついています。

 
母は、私のイメージでは、どんな花も上手に咲かせる達人でした。大菊の3本仕立ても、同時に開花させ、菊好きの私の夫が喜ぶからと、我が家用にも毎年作ってくれていました。お花が終われば、「ありがとう」と鉢だけ返すのでした。
 

そんな祖母の薫陶を受けて、甥も小さい頃から草花には詳しいのでした。私はと云えば、出来上がったお花が好きなので、それまでのことには無頓着で無知、年中咲いている花々の何かしらを摘み取っては、会社の自分の机の上の小さな花瓶に挿していて、疲れた目と頭を休めていたのでした。

 
しかし、結婚してからは苦手な土いじりが自分の役目となり、それなりに努力してきたつもりで、姑の残した君子蘭6鉢と観音竹2鉢も守り育ててきました。処分するには君子蘭はお花も葉もあまりに立派でしたが、去年思い切りました。観音竹にはお花の楽しみはありませんが、それほどの負担を感じないのでまだ置いています。



2階のベランダには、年中花の絶えないゼラニウムのピンクの鉢をずらっと並べていて、我が家のシンボルみたいになっているので、初めての来客には「2階のベランダにピンクの花が咲いている家です」と言っておくと、迷うことなく到着されます。
 

時は10月、甥の言葉に急かされるように(本人は憶えていないでしょうが)、今日は朝から鉢の土の入れ替えを始めました。“みやこ忘れ”ではないものの、10月はやはり植物を触る時期だと思います。夏場の土は熱を持っていますが、今はそれも収まってごく自然な土本来の温もりを感じます。ゼラニウムは本当に手間のかからない植物です。普段ほぼ水と液体肥料だけで済ませている私には大仕事ですが、来年の春には大きな葉っぱと大きな花の房を期待して、精を出しています。

 
今日はお天気も良く、ベランダに日が照りつける時間帯はパソコンやお茶などして過ごし、4時前から少し暗くなる頃まで蚊に刺されながら粘りましたが、残った鉢は明日以降に持ち越しです。

全部できた時の達成感が楽しみです。うまく根付いたら、万々歳!です・・・

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