迷走台風、10号
この台風のなんという軌跡!台風10号のことです。
ぱっと見は迷走しているみたいですが、ちゃんとした法則に則った動きをしているのですよね。台風は単独で動いているのではないことを今更のように思い知りました。
周囲の気圧配置との関係で、発生後ゆっくりした動きをして1週間経ち方向転換したあと、最終的に太平洋高気圧と大陸側高気圧の間をすり抜けるように東北を横断しました。
それにしてもグループホーム(GH)の犠牲者、9人という事ですが、何とも痛ましい限りです。
ほぼ天井に近く水位が上がった跡があり、建物が平屋建てであれば濁流に全員の方たちが巻き込まれてしまうわけですよね。(GHの収容人数は9人単位です。施設の規模によって9の倍数の人数となります。なので被害にあったこの施設は最少人数のGHということです。)
私は以前‘認知症高齢者グループホーム’の調査員をしていて、多分20軒位はGHの調査をしました。その経験からすれば、今回犠牲者の出たGHの職員配置はどうなっていたのでしょうか。疑問を感じます。
これまでの台風は海水温の高いフィリピン辺りの海域で発生していましたが、この10号という台風は日本列島ごく近くの八丈島近海で発生したものでした。海水温が26℃以上になると台風が発生し易いそうです。地球温暖化による今後の台風の発生状況や進路を暗示するような今回の10号台風でした。
そして以前も警鐘が鳴らされましたが、サンゴ礁の白化がまたまた報告されています。
「沖縄県の石垣島と西表島の間にある国内最大のサンゴ礁で大規模な白化現象が起きている」と8月29日の夕刊に記事が載っていました。とてもやるせない思いです。
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