違和感

///電車の中の化粧///
最近あまり見ないような気がするのは、あまり電車に乗っていないから、なのかしら？電車の中の化粧する若い女性の姿です。最初見たときは文字通り仰天しましたね。。。化粧というのは出来上がりにこそ“良さ・好さ・美さ・佳さ”を感じるのであり、その過程を全部あからさまにしてどうすんの‼ってなもんですよ。時に嫌悪感さえ覚えます。もっと言えば醜悪かも・・・

過日、大阪の環状線に乗っていた時、一人そういう女性がいて、その作業に熱中していました。私は、またか、と思って反対側に目線を移すと、 ヨーロッパ系のカップルが興味深そうに囁き合いながら見ています。しばらくして大阪駅に着いて降りたのですが、その女性は悠然と歩き去り、カップルは日本人についてのマイナスイメージを上乗せして電車から降りたことでしょう。残念です。

その日私は時々思い出して、どうしてその女性の前に立ち、カップルからの視線を遮らなかったのかと後悔しました。最近、日本ないし日本人はクールだと世界で思われているようですがいまの世の中、日本人のこういう不作法もすぐネットに乗って世界中に発信されてしまいそうです。

/// 付けまつげ///
いつぞや京都・八坂神社の境内を歩いていた時、前を進んでいた女性が振り向きました。不意を打たれたみたいに私はびっくりしたのでした。後姿のイメージとの差があり過ぎ（個人的な印象ですが）付けまつげがとても意外に感じられたのでした。一昔前まで、そういうものは芸能人が映画やテレビに出るときに付けるものだというのが世間の常識だったと思いますが、いまや普通の女性が年齢に拘らず日常的につけているようです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

/// 男性の化粧（？）///
最近、以前日本のお茶の間で人気のあった時代劇をよく見ています。「暴れん坊将軍」「大岡越前」などです。私の実家でも、家族が楽しみにしてみんなで見ていましたが、当時気が付かなかったことを最近様々に発見しています。メイクもその一つです。「映画に出るときはドーランを塗る」のはよく知っていましたが、今見ていると、それぞれの俳優が役に応じたメイクをしています。眉や目のメイクが役柄に応じて、主役の剣が強く素敵な人、偉い人、頼りないひと、やくざっぽい人・・・それぞれの役に合ったメイクが施されていて、なるほど、と思わせられます。

何年か前にテレビを見ていて、政治家にも眉を描いている男性がいるのに気が付きました。あるいは白い眉を黒く染めている人もいるでしょう。その方が確かに若々しく活動的に見えて有利に違いありません。最近は若い男性もずいぶん熱心に形を整えているようですが、私の好みをこの際言わせてもらえば「柳眉、は女性にはいいけど、男性に細い眉はねぇ・・・」