今年のクリスマス
彼女は音楽大学を出た女性で専門はピアノ演奏なのですが、知り合った頃は30歳にしてもう50人ほどの生徒を教え、地元の芦屋でピアノ発表会を年に一度主催していました。何回か、私も誘いを受けて発表会を見に行きました。会の最後には普通に生徒から先生へ感謝の花束を贈られるのですが、まるでルノアールの絵のようでした。可愛い少女と若い女性が、二人の間の花束越しに微笑み合っている…そんな絵です。
華奢な身体つきにエレガントな衣装を纏い髪形と言えば、これは彼女を象徴するものだったのですが、縦ロールの髪・・・それが肩にかかる何とも言えない風情は生徒の少女たちの憧れだったのではと今でも思っています。(ヨーロッパへ旅行の際も縦ロール髪でした)
22日のお昼過ぎ、阪急芦屋川の駅まで行くと、友人の妹さんが白い車で迎えに来てくれていて、自宅マンションへ連れて行ってくれました。
25年前まで、彼女は戸建ての家に住んでいたのですが、阪神大震災で断層の上にその家が建っていることが判りました。家はめちゃくちゃになり、ご主人や子供は大丈夫だったのですが、グランドピアノ、アップライトピアノは一時諦めた程のダメージを受けました。
しかし、それまでお世話になっていた調律師の方の献身的な尽力で、2台とも蘇ったのでした。電子オルガンを今回も見ましたがバイオリンやギターの姿(?)は見かけなかったので、駄目になったのかも知れません。敢えて訊ねませんでした。
その大きなマンションは大震災にも耐えた建物だったらしく、これなら大丈夫、と震災後購入したそうです。妹さんも同じ階の近くのお部屋で姉妹仲良く暮らしているようでした。娘さんは東京に居て「頼りにならないのよ」と言っています。しかし妹さんの娘である姪御さんがソプラニストなので、いろいろ助言もし、コンサートも観に行っていて友人にも役割がありそうです。折々のコンサートに私なども誘われます。
友人の心のこもったティータイムのおもてなしを受けて3人で話が弾みます。クリスマスの飾りつけも丁寧にされていて、心が和みました。
6時にイタリアンレストランに予約しているということで、また妹さんの車で阪神香櫨園の駅まで行きました。駅に隣接しているマンションの1階にあるそのレストラン、オーナーの男性はイタリアで4年間声楽の勉強をしていた方でした。食事が始まって暫くするとピアニストの男性がどこからともなく来てグランドピアノに座り、オーナー男性が横にスタンバイ。カンツォーネが唄いはじめられました。
ピアニストの男性は友人や妹さんの知り合いで、友人は「あぁ、ピアノが上手な人で良かった、嬉しい」と言いました。私達のテーブルが一番いい位置にあるのがその時判りました。そしてお料理が来るたび丁寧な説明をされるのはあながちその店の決め事とばかりは言えないようでした。友人はその店の常連であるのが分かり、クリスマスイブには姪御さんがその店に出演することが決まっているのも知りました。
私はそうした一連の事柄のおこぼれに与かっているのを自覚しました。友人に頂いたお土産のピザを手に持って、私達はその日最後までいた客として店を出ました。
帰宅は11時頃となり、そんなに遅く帰るのは久しぶりのことなので不良おばさんになった気分でした~
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前菜 |
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手長海老 |
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ホタテ貝で |
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牛ステーキ |
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自家製手打ちパスタ |
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チョコケーキ |
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カンツォーネを唄う前掛け姿のオーナーさん |
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クリスマスの夜、我が家はおでんでした・・・ 今回セレベスいもを加え、とても美味しかったです 夫は昔「これはおでん屋が出来るなぁ」と言いましたが、 湯気が立っていないといけませんね・・・ 今日の相棒は、梅焼きを回転焼きと間違え、「これ甘いよね・・・」 |
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