サムソナイト騒動



左の白いのが歴戦のつわもの・・・これもサムソナイト
右のピンク系は冬の北欧へ主人と一緒に出掛けた時の物で
冬物衣料を入れねばならず、特大にしました
久し降りに倉庫の一番高い棚に置きっ放しになっているサムソナイトの旅行用スーツケースを箱から出してみました。7年ほど前、夫が急逝して3年、周りの勧めもありそろそろ旅行にでも、と思うようになって購入したものでした。

 
その旅はクリスマスの頃でした。軽井沢・日光・箱根の150年以上の歴史を持つホテルに一泊づつする三泊四日のバスツアーでした。どのホテルにも昭和天皇がお泊りになった来歴を誇る写真やゆかりの品々が展示されていて、そのことがそれぞれのホテルを陰に陽に支えていることが判るものでした。

 

ついでながら、日本には天皇制は必須のものだな、と令和の御代に代わった最近の国情の真っ只中に於いてもそう感じました。私自身、思想的なことは関係なくこれまで、上皇様上皇后様の立ち居振る舞いのなされ方をテレビでお見かけするだけで、涙がこぼれそうになったことが幾度となくありました。
お二人のご成婚時からずっと拝見しているので、(失礼ながら)その御地位における御成長などを感じるからでしょうか~。

 

その旅以降一度もそのスーツケースを使ったことは無く、ぱっと開くと中に何も入ってないのを見て焦りました。何一つ中には入っていませんでした。独身の頃、海外旅行と言えば使っていたスーツケースには、スペアも一緒の鍵・パスポートや大切なものを収納していた手作りの袋・その当時S.ケースのボディに巻きつけて万が一にもガバッと開かないようにしていた幅広のベルトなど、スーツケースや旅に必要なものはみんな纏めて入れてあるのが“私方式”なのに、何一つ入っていないのは、自分の仕事とは思えないのでした。2,3日鍵の行方を探しては無いことに茫然とし、自分に幻滅していました。

 

ふと思いついて、そのSケースの要所々々の写真を撮り、プールの帰りにそれを購入した阪神百貨店に立ち寄りました。

 

8階だと言うのでサムソナイトの売り場を探して歩いていると、高級婦人服売り場で販売員さんと話しながら鏡に向かっている女性に目が釘付けになりました。なんと会社の後輩、それも私の参加している女子会のお世話役をしてくれている後輩なのでした。つとさりげなく傍に行き横に並びました。彼女は一瞬怪訝な顔をしていましたが、ようやく私とわかり「マスクをしてるからわからなかった~~」と言います。販売員の女性は「さっきからずっとこちらを見ておられたからお知り合いかな、と思いました」とのこと。やはり、販売員さんは接客時も四方に目を配りながら対応しているんですね。後輩のKちゃんは「セーター良いのあるから買ったげて~」と販売員さんに早変わり・・・最近京阪モールでセーター2着買ったのに、2対1で負けそうになったので早々に退散。。。
それにしても勧められそうになった黄色系のセーター、良さそうだった。。。

 

サムソナイト売り場へ行って事情を話しながら、直感が閃きました(ひょっとしたらこのタイプ、“鍵不要”かも・・・)。やはりそうでした。そこの販売員さんが言うには「この鍵穴は修理の時にサムソナイトの会社側で使う鍵穴なんですよ」なるほどねぇ…でも紛らわしいなぁ…。

 (合鍵を作ってもらわないといけない)とばかり思いこんでいました。“made in Europe”とあるだけに(ややこしくなったなぁ)と嘆きの2,3日を過ごしていたのでした。良かった!

しかし、もっと良かったのは、私が持っているのと同じタイプのサムソナイトが、今も売り場で(私には)最もカッコよく燦然と輝いて見えたことでした!!
今買うとしても、同じものを買うに違いないと思われたのでした(*^_^*)
今はベルトをしなくてもジッパーのはじっこを左の小さな穴に差し込むだけでガバッとあいたりしないですものね^^

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