晩秋の大阪城天守閣
このしっかりとした石組みが何とも言えません お堀の水面も綺麗ですし 手前の植栽の手入れも行き届いていますねぇ |
今日の午後の予定を3時ごろ終えて、それから大阪城へ行くことにしました。
うまく行けばそのあと谷町六丁目まで足を伸ばして、美味しいクリームパンともう一種類のお気に入りのパンを買いに、知る人ぞ知る焼き立てパン屋さんへ行くつもりでした。家から10分余り、天満橋を渡ってきつい坂を登り切り、ふと横を見るともう、大阪城天守閣が大きく見えました。引き寄せられるように左へ曲がり、信号一つ分位走るともう大阪城お堀端です。
お堀に沿って自転車を走らせます。京都の名所と同じく大阪城も日本人だけのものではなくなりました。留学生に聞いても殆どの人が行っているし、お国から親・兄弟が来られても必ず連れて行くみたいなのです。今日も大勢の中国人・韓国人・欧米の人達や南アジアの人達が、楽しそうに家族や友人たちと来ています。
京橋門から入りました。何年か前から域内をトロッコ電車風の観光車両が運行されていて、大入り満員です。子供も大人も嬉しそうです。見ているこちらまで嬉しくなります。微笑ましい~~。
いつもここから城域に入って行きます この角度からの風景も大好きです |
お堀には、こちらも負けず、御座船が運航されています。順番を待っている人で待合所は満員です。近くで天守閣の画を描いている外国人女性がいました。描いた小品を売ったり、旅行の為としてカンパを募ったりしています。日本人の若い女性が、お金を帽子に入れながら何か話し掛けていました。とてもいい光景でした。
自転車を押しながら歩を進めていくと、あちこちで台風21号の爪痕を見ました。直径50㎝を超えるかと思うほどの巨木が、根っこ回りの生い茂った草を沢山つけた土ごとひっくり返っているのでした。
私が驚いて(これは箕面で見たより太いかしら?!)と思って違う方向からも眺めたりしていると一組の親子と遭遇しました。パパと男の子二人です。そのパパが倒された樹を私よりもっと丹念に眺めているのでした。そしてその後も傷んだ木々に目を遣って、幼い子供達にも声を掛けているのでした。
後になり先になりしながら、その親子たちと同じ道を行きました。もはや冬枯れの様相を呈している梅園では、4,5人の係りと思える人達が車で来ていて、大きな脚立などを片付けて帰るところでした。やはり台風の後始末や今の時期ならではの手入れでしょうか。
桜門から見える天守閣の遠望を写して引き返すことにしました。時間はもう5時を過ぎています。晩秋の夕映えの優しい光が天守や櫓・石組みを包んでいて、紅葉も美しく、帰路を急ぎ始めた人達も度々振り返りながら天守閣をあとにして立ち去っていきました。
大阪城天守閣はいつみても美しい~~。
大阪城天守閣はいつみても美しい~~。
京橋門を入ってすぐの銀杏の樹 この樹を毎年写します |
トロッコ電車風で実はバス |
どんなお城になるのか見てみたい・・・ |
根っこが持ち上がって地面が大きく くり抜かれた様な 穴が開いています 大木に後ろから寄りかかられて照明柱も弱り切ってますよ |
桜門からの天守閣の遠望 (トラックの荷台に天守閣?) |
仲のいい親子でした。弟君は疲れてしまったみたい |
沈みかけている太陽の作る影はある種神秘的です |
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