元留学生の日本語


今週のこと、いつも台湾から動画を送ってくれるS君から翻訳の推敲を依頼して来ました。

彼の住んでいる台湾南部のライオンズクラブから、愛媛県のさる都市のライオンズクラブに対する
会長就任式への招待状でした。ラインで依頼して来たのですが、パソコンに添付して送り直してくれるように頼みました。ラインでもコピー出来るそうですが、私にはその方が作業し易いからです。

 
送られて来た文面のスタイルがしっかりしていることに驚きました。ライオンズクラブからの依頼文を中国語から日本語に翻訳してあるのか、彼が最初から日本語を書き起こしたのか不明ですが、いずれにしろ日本を離れて13年経った人の文章とは思えないほどのものでした。拝啓で文章を起こし、起承転結で構成して、敬具で結んであります。
 

句読点の打ち方の間違いや、助詞“てにをは”の誤用が少しありましたが、それらを修正し足したり引いたりしながら、早い方が良いと思い、昼食をはさんで3時間くらいで仕上げてメールに添付して返しました。あとからの話では、私の提案通り訂正してお渡ししたそうでした。
彼にそういう翻訳の依頼が来ることが私にはとても嬉しいことに思います。
 


エルセレーノが出来た年に、彼は1年入居して日本語学校に通いました。その間、私に日本語を教えて欲しいとよく言われたのを覚えています。そしてその頃、私は(これほど日本語について考えたことは今まで無かったんじゃないかしら…)と思いながら、頭が熱くなるほど考えたことがありました。
文法が好きでなかったので敬遠してきたことを後悔したものでした。

S君は分からないことをとことん追求するタイプだと思います。日本の大学を卒業して台湾の大学院に進みましたがその探究心故か、卒業する際に教授から院に残って欲しいと言われたようでした。しかし断って自分の夢を追及する道を選んでいます。


今年7月にS君ご夫婦と、もうひと組のご夫婦と赤ちゃんが同日同時間帯に来てくれて、鰻料理店で食事をしたことをこのブログに掲載しました。その時もS君が日本を離れて永く経つのに早口でしゃべることを秘かに感嘆したものでした。

これまで何人もの就活留学生のエントリー・シートや、はたまた卒論に至るまで文章の手直しをお手伝いして来ましたが、その人の持ち味を損なわないような推敲を心掛けて来ました。完璧なまでの日本語にしない為に非常に悩むことも多いのですが、S君の文章はとても楽でした~~。最初から日本人の日本語っぽいので悩むことは無かったのです。。。

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