日本からのお土産の“使命?”



2月半ばから3月半ばにかけて
天満の天神さんで盆梅展をしています。
今朝、干し物をしていると指先が冷たく凍えそうで、北海道で言う「しばれる」という感覚はこんな感じかな、と思いました。でも午後から梅田へ行くのに歩いていると、このところの冷たい風でなくホワッと暖かい空気に包まれているのに気付きました。寒い、寒いと言いながら季節は確実に前に進んでいるのですね。「各地で春一番が吹いた」と報道がありました。
梅田へは20分ほどで着きました。大阪市内の地下鉄ひと駅は歩くのに丁度いい距離です。

 今日の目的は中国に帰省する子に持たせるお土産の買い物でした。2月16日が旧正月でもあり、「就職してしまえばなかなか帰ることも出来ないので、今の内に帰ってきます」と、親しくしている男子留学生が言いました。ちょっと前、「お土産は何がいいですか?」と聞かれた時、「いいから、いいから・・・」と答えたのでした。

盆梅展に行きお汁粉を
頂くのが楽しみです^^
しかし後日、漢方料理研究家のパン・ウェイさんが、NHKのラジオ深夜便で、山査子(さんざし)を冬に摂ることを勧めていました。甘酸っぱいドライフルーツの山査子をその少し前に他の留学生から頂いた直後に聴きました。他の食べ物と羅列するような言い方で、どういう風にいいのか分かりませんが、山査子は身体にいいんだな、と記憶に残ったのでした。
 

それで、次に彼が窓口に来て長話をした時に「お土産、いいと思ったけど欲しいものが出来たよ~」と言いました。寒い日の夜でしたが気にする風でもなく、窓口の外で富士山が好きで日本語学校時代を静岡で過ごした彼は、スマホに残している美しい冬の富士山の姿を見せてくれるのでした、誇らし気に・・・^^

 
去年の旧正月に帰省する時はレトルトのカレーをメインにちょっとしたお菓子も加えました。カレーをお母さんは喜んで下さったようですが、お父さんは苦手なようでした。食べ物では女性の方がチャレンジャーだと思っていましたが、やはり中国でもそうなのかしらね^^。彼は「ホテルの美味しいカレーなのに~」と言ってくれたのですが、私は「好みは色々だから…」と慰めたのでした。

 
今年私が選んだのは、“本物の海老を練りこんだ海老煎餅が売り”の店で煎餅の表面に“春の訪れ”を華やかに優しく描いた、箱もきれいなものでした。それにバレンタイン・チョコと、スーパーで調達した私好みの、最中や羊羹などの和菓子のミニチュアやゼリーの入った袋菓子でした。

彼は「多過ぎる。おこられる…」と、どこかでいつか聞いたような言葉を口にしましたが、「この袋菓子はお母さんやおばあちゃんが好きだと思うわ~~」と言うと、多分それぞれの品物の役割を想像したのでしょうか、受け取ってくれました。
 

旧正月を前に故郷へ帰省している留学生が、今のところ十数人います。誰かのスーツケースの中に私を入れてお国へ連れてって~~。
 
 

つくしちゃんも春を待機中よね(^-^)

コメント

人気の投稿