突然の来訪


18年前にエルセレーノに入居していた
元留学生から送って来たスタンプ
「あの頃はスマホもケータイもなかったね~」と話しています
木曜日の夕方、仕事場へ行くために自宅玄関のドアを押し開くと、そこにはなんと去年3月に退去して今は台湾の実家にいるはずのK君が立っていました。エルセレーノに出勤する私を迎えに来ていたのでした。肩を並べてエルセレーノに向かいました。相変わらず健康そうでがっしりした体躯と、輝く瞳を持っています。

 

彼は大阪の大学を卒業して東京で働いていたのですが、1年後その会社を辞めました。「イギリスで“MBA(Master of business Administration)”を取得したい、もっと勉強しておきたい」と云うのでした。MBAはビジネス経営学を専攻して授与される修士号です。

  

私が勤めていた会社では、“修業生制度”と云うものがあり、厳しい試験を経て世界の色々な国へ修業生として派遣され、その国の大学で2年勉強し、そのあと現地の支社で1年勤務することになっていました(お礼奉公、と社員の間では・・・)。修業生に選ばれるのは大変難しく、社内でもエリートなのでした。米国の大学で勉強した人の多くがMBAを取得して帰ってきます。米国のそれは世界的に権威があるようです。

 

「アメリカでは取得まで2年かかりますが、イギリスでは1年でいいんです」とK君は言いました。そして今年春から夏の終わりまで語学研修の為イギリスに滞在していました。いったん台湾に帰り、日本にも来たりして、来年1月に再渡英する予定とは聞いていました。
 
 

この日取得したスタンプを
早速使いました(ここでは2つ)
上のはメッセージが切れていますが
「いいねぇ」と言っています
私の仕事場で近況を語り合うと云うより、「待ってました!」とばかりスマホの無料メール、LINEで使うスタンプのダウンロードの仕方を教えてもらいました。というか、“全面的にお任せ”でした。私のしたことは、有料スタンプをダウンロードしましょう、と彼が云うので近くのコンビニへ千円のプリペイド・カードを買いに走っただけでした。そのカード記載の番号をスマホの特定画面で入れてチャージします。
 
傍で見ていると結構複雑で、過程がいくつもあり、とても自分ではできるものではなさそうでした。。。だれかに頼もうと思っている矢先だったので、ちょうどいい時にいい人が来てくれて、本当に幸運でした(^-^)。
彼も「これで恩返しが少しは出来たかも・・・」と言いました。恩?・・・充分!!!

スタンプを使うと長い文章を書かなくても、自分の気持ちを一気に表現できて便利です。

 

夕食時であり、「鰻料理の“うな次郎”でいい?」と訊くと、「友人と食事を約束しているから」と笑顔で答える彼。退去する前、ご馳走したうな重をとても美味しいと喜んでいたK君です。

「今度来るときは事前に連絡してね。お茶も出せなかったら後で残念に思うから、、、」と言っておきました。気を遣わせないように、との配慮を留学生たちはしてくれます。でも私としては自宅に来る場合なども、居心地良く過ごしてもらいたいので最低限、部屋を整え、お茶の用意などしておきたいと思うのです。 ・・・そうできると先ずは自分の心が落ち着くからかしら・・・
 
 

「今度来るのは2019年かな」と云う彼に「人生で勉強に専念できる時期は限られているから、頑張りなさいね」と云った私。事務所を出たところでハグをして送り出しました。振り返り振り返り、最後は大きく手を振って角を曲がりました。


 
いつもは玄米を食べている私ですが
今日は 白米の新米でさつま芋ご飯を炊きました。
「始めチョロチョロ中パッパ、赤子が泣いても蓋取るな」方式で
今日も成功! とても美味しかったで~す
(上に重しを乗せて炊きます)
 

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