雨、降り過ぎです

九州北部地方の豪雨では死者16人、安否不明者15人と報じられています(8日夕刊)。

大分県日田市で土砂崩れに巻き込まれた男性は、その瞬間の1分前に顔見知りのご夫婦と言葉を交わした、とのことで驚くばかりです。亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
 
ちょっとのんきな絵ですみません・・・
 

大阪では台風3号の影響で4日は激しい雨が降り、お昼過ぎまでに200mlに達する見込み、でした。激しい雨が何時間にも及び降り続ける、という経験はこれまでになく(どうなるのか)と怖かったです。予報が外れたのは幸いでしたが、九州のことを考えると心が痛みます。
 

子供の頃、淀川の堤防は今のような頑丈なものではなくて、「土手」と云われるように土を高く盛っただけのものでした。東淀川区に住んでいたのですが、大きな台風が来ると近所のお兄さんが自転車で「ちょっと見てくる」と水位を見に行っていました。自転車で10分ほどの辺りに淀川が流れていたのです。

台風で大雨が降ると堤防が切れることもありましたが、切れる時は大阪市内ではなくてもっと上流でした。大人が「大阪市内で堤防が切れると被害が大きいから、その前に上流で切るんだ」と話しているのを聞いて驚いた覚えがあります。天災か人災か、ハッとしました。現在はしっかり護岸工事がされているので大丈夫かな、と思っています。


(2年前、大阪天満橋から枚方まで淀川を船で遡ったことがあります。所々に淀川河川事務所が観測所/監視所を設けていて、水位や水質調査、また淀川の生態系の維持にも気を配られていることを知りました。)



昔、我が家では台風が接近してくると板の間の、一畳分の敷板2枚をはがして表の戸に打ち付けていました。そのような板の間の造りになっていました。父が外から打ち付けたのですが、そのあと裏口から家に入ったんでしょうね。

1階建ての平屋で、物干し台が屋根の上に設置されていましたが、ある年の台風の後、物干し台が丸ごと少し離れたお家の上に飛んで行ったことがありました。隣ではなく、、、だったので、みんなでびっくりしました。

その時の台風だったかと思いますが、もう一つびっくりしたのは、それまで凄い風が吹いていたのに、急に風が止んで空のてっぺんが少し青っぽく見えたのです。台風の目に入ったのでした。
無風状態になるのですね、台風の中心部は。。。近所の大人が外へ出て来て話していたのを憶えています。

もう今は台風だからって近所の人と話さなくても、情報は沢山入って来ますからいいようなものですが、ちょっと寂しいような気がしないでもありません。

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