玉子焼き

街はクリスマス一色ですね・・・
このテーマ「暖炉のある部屋」のテキストを先生から手渡された時、
「私にできるのかしら!?」と思いましたが、いつものようにテキスト通りに
一つづつコツコツしていると、どうにか出来ました。。。
先生、いつも有難うございます

数日前、ある中国人女子留学生のお母さんから手作りのギョーザを頂きました。

そのお母さんは、2年ほど日本に滞在して大阪の公立大学に籍を置き、研究員として勉強してこられました。大連の大学では会計学・税務学の博士号を持つ教授です。日本に来て以来、大阪市内の大学近くの寮に部屋を持ちながら、一人娘さんの住むエルセレーノに時々顔を見せに来ておられました。
 
その内私とも仲良くなり、我が家でのお昼ご飯に招いたことがありました。娘さんが「私も行きたい」とくっついて来ました。
この町の防災訓練やエルセレーノでの防犯教室や懇親会があると、声を掛けて来てもらったので他の留学生とも馴染みになって、みんなのお母さんみたいでした。

「論文を3つ書いて区切りが付いたので中国に帰ります」と、ギョーザを手渡しながら彼女が突然言いました。もうソロソロかな、とは思っていたので驚きませんでした。そして、ここ数日顔を合わすたびに別れの言葉やハグを交わしていました。昨日、予定通り帰国したと思います。娘さんと、彼女のボーイフレンドに空港まで付き添われて。。。日本にもう居ないんだな、と思うとちょっぴリ寂しいです。ご主人とはよく連絡を取っていたみたいですが、よく2年間も好きなようにさせて貰っていたもんだ、と思います。とてもチャーミングな女性なのに心配じゃなかったのかしらね。

娘さんと一緒に歩いていると姉妹のようでした。母娘とも背が高くて、どちらもストレートの黒く長い髪をなびかせて、颯爽と歩く姿が実にカッコよかったです。
ご主人は自分のもとに戻ってきてくれて一安心、と云ったところでしょうか。

頂いたギョーザのお皿に玉子焼きを作って熱々を届けました。娘さんが「熱い玉子焼きを食べたの初めて!」と喜んでくれました。「玉子焼き」という、あのように卵を調理するのは日本人だけのようですね。「玉子焼き器」も多分、日本だけにしかありません。
母娘に好評だったので、赤ちゃんのいる家庭にもプレゼントしました。「(赤ちゃんが)とっても好きですよ」とママが言ってくれました。仲良くしている男子留学生の一人にも作ってあげたところ、やはり「出来立ての玉子焼きは初めて食べました、美味しかった」と喜んでいました。
 
卵3個と少々のお出し等でできる「 玉子焼き(出し巻きほどお出しは入りません)」がこんなに喜ばれるなんて嬉しくて、できるだけ多くの人たちに作って上げようと考えている今日この頃です。「玉子焼き講習会」もしようかな。。。


頂いたギョーザです
誰に頂いてもこの様に、さり気ないものですが
実に美味しいものです。手作りの皮も・・・

コメント

人気の投稿