いただきもの

海岸に立って海を見つめているイメージです
もう永い間飾り棚に入れたままになっていたお人形を久しぶりに出してみました。ガラス越しに見ているのとではちょっと違って「同じ空気を吸っている」気がする、のが新鮮です。

一体はスペイン、リヤドロ社の手造り陶器人形です。昔机をならべて仕事をしていた男性たちが、その後私が結婚すると聞いた、と東京の6,7人で組んでこのお人形を贈ってくれたのでした。
会社がリャドロ社の日本における総代理店で、たまたま元同僚の男性の一人がその頃同社を担当していたので、リーダーシップをとって纏めてくれたようでした。


柄の長い傘を持っています
横の花車は私がロンドンで買い求めました
もう一体はやはり結婚祝いとして、ベルギーのブリュッセルから送られてきました。こちらも男性からでやはり同じ課で仕事をしてきた仲間からでした。ベルギーはレースが有名ですが、このお人形もレースがふんだんに使われていて、
横にすると瞼を閉じるのがまた嬉しいところです。





昨夜10時ごろ韓国からの留学生Kさんから電話があり「今から1分後にお家に行きます」とのこと。博士号を取るために頑張っているKさんはこの日研究発表があり、お勉強の邪魔をしてはいけないと4,5日こちらからは連絡を取っていませんでした。(なんだろう?)と待っていると、きれいな紙袋を手に来てくれました。中には、カーネーションのアレンジ花束・小さなボトルのボージョレワイン・そしてメッセージが入っていました。「明日は母の日ですから、日本のお母さんに」と言うのです。びっくりすると同時にこみ上げてくるものがありました。
「ありがとう」と心から言いました。


コメント

  1. 初夏のさわやかな風、鮮やかな緑が目に気持ちよく飛び込んできますね。。。しかし予報は、もう夏日マークが出て、いい季節があっという間に通り過ぎてゆくのは残念ですね。
    想い出がいっぱい詰まった大事な、高価なお人形ですね。。。

    時に人は過去を振り返り、思い出してしみじみと遣り過ごす時間も必要ですね。
    今日は期せずして、寂聴さんの93歳のお誕生日だそうですが、昨夜テレビのインタビュー番組に答えて・・・「93歳の今日まであっという間の人生だった」と。墓碑には何と書きますか!?の質問に答えて「愛して・書いて・祈って」寂聴・・・と。しかしまだ目をつぶるまでもう少し『重たい事』を書いておきたいと、まだ意欲旺盛なご様子でしたのが、大変印象的で見ておりました。

    パソコンの画像(エクセルのお花)も、通り抜けで読まれた俳句も、感心して拝見いたしました、無趣味な私もついつい俳句初心者入門など、ネット検索している自分が可笑しくなってきました。。。笑い。

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  2. この二体のお人形はいまだに見る度に大好きです。昔の職場の仲間の想い出と共にたからもの、と言えるものです。ほんと、大切な想い出が一杯です…^^

    空が青くて爽やかで気持ちのいい日々は一年のうちでそう多くはないですね。これって人生にも言えること?!しかし命短し恋せよ乙女だの、少年老い易くだの言ってると、寂聴さんに「何言ってるの!」と叱られそうですが・・・インタビュー観てましたよ、途中まで。

    93歳であのスピードで書き物をなさっていましたが、頭の中に書きたいことが一杯詰まっていて、指の先に溢れだしてきているようでした!寂聴さんの講話を京都会館へ聴きに行きましたよ、昔ですが。いつもなにか刺激を受けます。

    今日は午前中俳句クラブがあり、午後からは、言ってみれば「パソコンでお絵かき教室」があったのでした。俳句は夏の句ですし、パソコンでも、夏の季語でもある睡蓮の花を今日完成することができました。気分はすっかり夏のモードに突入です。

    今日作った俳句は… 

         ・ つばめ飛ぶ ホテルの巣から 大川へ(先生はこれがいいと
                                    言われました)
         ・ 譲り合い 遊船降りる 昼下がり

    俳句は写生、見たままを詠むのがいい、とよく言われます。ぜひ一句から。。。

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