キッチン発

以前あるベテラン女優が「美味しいものを食べたいと思ったら家に帰るしかないんです。自分で作るものが一番…」と言っているのを聞いて、(えーっ、なんという傲慢…)とびっくりしたことがありました。でも今、同じようなことを思う私、です。


時計回りに、ほうれん草の白和え、
芽ひじきと切干大根の二杯酢、
パンプキンサラダ
血糖値やコレステロール値、GOT・ GPT・ γ-GTP その他血液検査の各項目を気にするようになってからは、昔のように自由に食べたいものを食べたいだけ食べる、というわけにいかなくなって自分で自分に枷をはめているのかも知れません。

そんなこんなで自分なりの、その時々の食事の内容がそれなりに決まり、常備菜としているものもいくつかあります。右の常備菜は最近作って、留学生にお裾分けしたものです。



見た目も美しくできています。
まわりを蕪の茎と葉っぱの漬物が
囲んでいます。
いつも真冬の寒い時に食べたくなるものがあります。昔、富山県黒部市在住の主人の叔父に送ってもらった北陸の名産品、「かぶら鮨」です。初めて食べたその時のかぶら鮨が今も一番おいしいと思いますが、メーカー名もわからないので、このところずっと金沢の郷土料理研究家の主宰するクッキングスクールへ注文して、桶揚げのされる翌日に届けてもらっています。加賀藩であった頃にはもう作られていたのだそうです。白蕪に日本海で獲れる寒ブリを挟み、25日ほど麹漬けにするのですが気温を気にしながらの日々だそうです。寿司のルーツとも云われるそうですが、北陸ならではの逸品でしょう。




コメント

  1. 寒中お見舞い申し上げます。寒い日々が続いておりますが、お元気そうなブログ拝見しました。。。手作りの三品は身体にも優しそうな健康食ですね(^o^)。

    中々お料理もお上手で食通ですね、かぶらずしをご存知な方は大体北陸にご縁有る方でしょね・・・寒鰤とかぶらの絶妙な逸品ですねぇ、何十年か前『かぶらずし』というからお寿司かと思いきや、出されて驚いたのを想い出しました。

    この季節から春先の山菜料理まで味覚満載ですよ。。。ます寿司・ホタルイカ・巻き鰤・それに五箇山では、4月から5月末ごろ幻の山菜料理など、海の幸・山の幸でいっぱいです。現地でも中々入手困難な通称『木の下』と呼ばれているみたいで、おしたしで戴きますが、かつお節を少しかけてお醤油で戴きますが、アクと言うか苦みがあって、山菜の王者と言われてますよ。。。

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  2. 暦の上では春なのに、昨日はここ大阪でも一時激しく雪が舞い、(積もればいいな)と思いましたが、期待外れでした~。昨日、今日とホントに寒いですよね。
    富山の親類は、「季節の始めに雪が降り始めるとぞっとする」と云います。実感こもってますね。雪深い中での生活は大変らしいです。若い人でも雪かきで腰を痛めたりしています

    その代り、と言えばなんですが…海の幸・山の幸に恵まれた素晴らしい土地柄ですものね。結婚してから初めて行って以来、富山県が大好きになりました。車で訪ねるのが好きです。山また山、幾つもの峠を越えてやっと着くのですが、景色が美しいので退屈しないのです。山の向こうには海があり、そうです、ます寿司・ほたるいか・白エビ・そして氷見の鰤…巻き鰤って?昆布締め・昆布巻(昆布で巻いたかまぼこ)・・・・・・ああ、きりがありません!それにしても五箇山に詳しいですね。なんか「神秘的な土地柄」と云う印象です。

    幻の山菜料理?!入手困難な「木の下」ですって?どんなのでしょうね~これからの季節は山菜のほろにが味が春を知らせてくれますねぇ。タラの芽やフキノトウの天ぷらが楽しみな季節到来です^^春が来ると歳が一つ増えますが ま、いっか・・・

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