異国の犬、異聞

今日も保護犬カフェに行きました。昔は希少だった（中国・北京原産）ペキニーズちゃんもいました。白黒のお洒落なコート(？)を着ているのですが、歯並びがよくなくてハンサムとは云いづらいけど性格のいい仔です。多分ブリーダーから見捨てられて保護されたのでしょうね、ほんと善かった！

中国の東北に朝鮮族の人たちが住む地方があります。以前この欄で日本の大学を卒業後、ポーランドへ行って従兄の事業を手伝っていたＰ君のお話を書きましたが、彼も朝鮮系中国人でした。私が我が家の愛犬のことを話すと、彼も子供の頃の飼い犬親子のことを話し出しました。

飼っていた雌犬が仔犬を５匹ほど生んだので、友達や知り合いに１匹を残してあとの仔は全部あげました。残った仔犬を母犬は可愛がって２匹はいつも一緒にいました。ある時、仔犬が暴れまわっていました。そんなことは珍しいのでみんなで見ていると、苦しがっているのだとわかりました。

しばらくしてピョーンと高く飛び跳ねたかと思うと、コロンと横になって動かなくなりました。死んでしまったのです。Ｐ君の周囲の大人の話では「殺鼠剤で死んだネズミをその仔犬が食べてしまったのではないか」ということでした。

家族で裏山へ行き仔犬のお墓をこしらえました。母犬は仔犬の死後しばらくは朝になるとふらっと家を出て、夕方になると戻ってきていました。どこへ行っているのか誰にもわかりませんでした。そしてある日ついに戻ってこなかったのです。みんなで一生懸命探したのですが、見つからなかったそうです。

スタッフに抱っこしてもらって満足そう

ゴウくんは元気にしていました。今日は気持ちが安定していてグルグル回らないし吠えなくて、私の手をぺろぺろ舐めたので（仲間に入れてくれたのかな）と思い、嬉しかったです。

今日のクコ入りのおやつは上手に食べたね