彼岸花(曼珠沙華)


丁度見ごろでした。
分類の仕方によっては“ユリ科”だそうですが
そのような感じもありますね。 

彼岸花はいつも不思議と秋の“彼岸の入り”頃に開花し、1週間後の“彼岸の明け”頃には、ほぼ終っています。その夏がどんなに異常気象であろうと、かたくなにマイペースを守っているように思えます。

 
土曜日は秋分の日、すなわち彼岸の中日でした。お彼岸の“ま~真ん中”の日の彼岸花の様子を見たくて、大川端にある帝国ホテル周辺の散歩道へ行ってみました。この辺りの所々ある彼岸花の群落は自然発生したものではなく、ホテルが出来た時に散歩道や公園が整備され、その中に人の手で植え込まれたものと思われます。

彼岸花は丁度いい具合に開いていました。あの茎の高さ、あの色なのですぐわかります。
白い花も有り、赤より早く開花するので、やや萎れ気味のものもありました。が、やはり赤にしろ、白にしろ、繊細で美しいと思います。


昔は、日本のあちこちの墓地によく自生していたらしいのです。咲く時期が秋の彼岸の頃であり、また有毒なので、不吉な花、と嫌われていたようです。私が子供の頃、田畑の畔などにも咲いていましたが、誰も花を摘む人は無く、話題にも上らないのでした。

 
今はお花屋さんで時々見かけます。でも、「やはり野に置け れんげ草」と言いますが、 彼岸花も野原にある方が似合うような気がします。。。真っ赤や真っ白で、繊細で、妖艶なこの花を、私は好きです。
 
 
 
 

毛づくろいを終えて柵の上で休んでいる鳩 

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