モンゴルからの留学生


春光無限好(花の上は蜂)8号位の水彩
モンゴル人、と言えば最近の日本では力士を思い浮かべる人が多いと思う。朝青龍や白鵬、日馬富士など・・・でも私は、大阪芸大で博士号を取得したU君、というかUさんを思い出す。もう40歳前後であった。いかにも北方系の毛深い男性だった。

故国で既に教授であったが、尚日本で研鑚を積んで博士になった。油彩・水彩・書、何でも来い、の人だった。彼が描くモンゴルの草原を駆ける馬の絵が大好きだった。

モンゴル縁起
西天満近辺で個展を開くと言うので、主人と一緒に出かけた。「丸腰じゃだめだよ。」と言う。お財布にそれなりの用意をしておけ、と言うこと・・・

画廊は彼の人柄か、既に大勢の人たちでごった返していた。何枚もの売約済みの札が貼ってあり、草原を駆ける馬の絵を私達は手に入れることができなかった。“春光無限好”にした。2匹の蜂が何とも言えず可愛くて「何だか目が色っぽいな。」とは主人の言・・・

エルセレーノで出会うモンゴルからの留学生は、男性も女性も個性的でチャーミングである。そしてちょっぴり神秘的にも思う。

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